RB25DET 6 | RiO

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夜空のきれいさは、ちょうどこんな感じ。
乗りやすいGTRにこだわって、設備や認可のために山奥に移転しました。戸惑いもありましたが、今ではすっかりこの環境に馴染んでいます。耐雪梅花麗。日々勉強。
地下水でいれたコーヒーを是非飲んでみてください。

RB25DETが搭載されたECR33よりも

ひとつ新しい車両がER34です。

同じエンジンですが

あちこと違うのです。

 

まず・・・

エンジンコンピューターですが、

ECR33がBNR32等と同じく

カプラーの端子が2段に対して

ER34は4段なのです。

これは、R35に類似しています。

 

そして・・・インジェクター。

ER34は、

形状がR35と同じで

カプラーまで含めてボルトオンです。

そのまま装着すると

燃料噴射量が違いますので

燃料が多すぎて走行できませんが、

これらから

BNR34は、

BNR32の流れから出来上がった車で、

ER34は、

R35に向けてのプロトタイプのような

そんな感じがします。

 

当時、聞いた話ですが、

(真偽は極めてあいまいですが・・・・)
BNR34は本式のレースで使われる車両のため

レース中に壊れてしまう可能性のある

例えば可変バルブタイミングのNVCSのようなシステムを排除し

レースでは、「可変」とかあるとハンデを負う可能性もあり、

長く続いたRB26DETをそのまま継承したのだそうです。

 

ER34も同じくエアフロケースが80mmで

セッティングには苦戦しますが、

きれいに数字が合うと

とても良い感じで走行します。

 

ちなみに、

ER34とECR33では、

同じRB25DETですが、

プラグ部分の取り付け部の形状が違い

ECR33には、RB26のコイルプレートが流用で使えますが

ER34は、まったく違う取り付け方法で装着します。

(実はこのキットも制作済みです)

同様にコイルへの通電時間をプログラムで延長し、

それに合わせて空燃比を調整することで

全域でのトルクアップや燃費アップができます。

 

コイルハーネスは

ミルスペックタイプがそのまま装着可能です。

つまり、BNR34と同じで、

このハーネス交換だけでも

体感できるレベルでエンジンフィーリングが良くなります。

 

 

 

  (RB25DETのお話は、おしまいです)