早春の札幌
ご訪問ありがとうございます。
・・・早春の札幌とタイトルを付けましたが、
たはは、もう5月だよ。
でも、札幌はまだまだ早春チックです。
昨年は今頃、木々にワーっと花が咲き、新緑が芽吹いたものですが、
今年はさっぱりで、ふきのとうが出て、クロッカスが咲いたものの、
木々は相変わらず枝のまま、よくてちょっぴり新芽が出ている程度です。
このGWに、オホーツク海側で雪が40センチも積ったとか。
札幌もGW中は最高気温が8℃程度で、まだまだ寒いです。
っていうか、ちょっと前に少し暖かくなったので、寒い状態に戻った感じです。
さてさて、木々は“枝のまま”と書きましたが、
この枝はただの枝じゃなかったんですね~。
札幌の植物についてのちょっとしたレクチャーを受けまして、
なるほど~と思った次第です。
今日5月4日「みどりの日」は、北大植物園の無料開園日でした。
で、せっかくなので、ちょっと行ってきました。
・・・植物園にくるとね、いっつも入口の写真、撮り忘れるんだなぁ。
うきゃうきゃして、つい中に入っちゃうんですよねぇー。
というわけで、ちょっと入口の写真はないんですけど、
中に入ってすぐ目についたのが、
ふきのとう。
いやね、わざわざ植物園でなくても、市内のそこいらに
たくさん生えてはいるんですけどね。
これがですねー、レクチャーを受けまして、
ふきの生態について。
ふきって、オスとメスとあるんですって!!
いやぁ~驚きました。
ちなみにこれはメスです。
メスって言うのは花が毛みたいになっているんですね。
で、次の写真がオスです。
分かります?よーく見ないと見分けがつきませんねぇ。
オスの花は毛っぽくないです。
では、もう一回メスです。
写真もちょっと不鮮明で、分かりにくいですが、
メスは真ん中が赤いのが多かったです。
ふきは、群生していて、地下茎でもって生えていて、
オスはオス、メスはメスで群生しているそうです。
こーんな感じ。これはオスの群生ですね~。
で、植物園には、ふきの展示もあって、
こんな感じで植えられていましたが、
さすがに展示物は、オスメス一緒の枠に植えられていました。
ほらね、もう、見分けがつくでしょ?
写真の上の方がメスで、下の方がオスですね。
さすがに北方圏の植物。めずらしいし、面白いなあと思いました。
さて、園内の様子はというと、
いやもう、物悲しいのなんのって。
枝。
昨年とかねー、場所はちょっと違うけど、中島公園なんかはさー、
こーんな感じだったんですよ?
20℃だったし、春爛漫って感じで。
でもね、今年は8℃だし。早春っていうか、まだ冬だわ。
札幌も、その年によって、季節に差があるもんですね・・・。
ところがですよ、北方圏の木々は、実に控えめな木があったりしましてね。
ハルニレ。
実は、この枝だらけの景色の中、ハルニレは満開の花盛りだったんですね~。
いえね、ハルニレって、北海道を代表する木なんですけど、
本州じゃ、よっぽど山の中でしか見れないそうですけど、
いったい、いつ、花が咲くのかなぁ?と、とっても不思議でした。
気が付くと、葉っぱが出てきて、花はいつだろう?って見ていると、
紅葉してきて、落葉しちゃったんですよ、昨年とか。
そうしたら、これもレクチャーを受けたんですけど、
実は、この枝しかないような景色の中で、地味に満開を迎えていました。
では、ハルニレの花の写真です。
こ~の地味さ。
しかも、ハルニレの下枝にはついてなくて、木の高い所についているっていう。
下から見上げても、花なんて見えないって。
これじゃあ、確かに普通に見ていたら、花が咲いているのなんて、分からないわ。
シラカバの花も、地味だなーって思ったものですが、
ハルニレも実に控えめですねぇ。
これも、北方圏の花木の特徴なんですかね~?
「オンコ」とかもね。
これも、北海道に良く見る木なんですけど、イチイとかが正式名称なのかな?
この写真は、秋に撮影していたものです。
秋には赤い実をつけていたんですけど、・・・見えます?
これ、夏から秋にかけて、市内のあちこちで良く見かけて、
特に、赤い小さな実がとても印象的なんです。
これも花はいつ咲くんだろう?
って思っていました。
で、ハルニレの件を知って、もしかして・・・と思ったら、
やっぱり咲いていました。
この、茶色い「つぶつぶ」が、きっと花なんでしょうねぇ。
さて、枝しかないように見える中、レクチャーを受けて見ると、
意外と花盛りだったりして驚きましたが、
その他には、かの有名な水芭蕉とか、
カタクリとか
本州で言う、高山植物チックな花が、
札幌駅から歩いて10分の市街地に咲いたりしていました。
やっぱりね、本州と随分植生が違うから、面白いですね~。
あーーーーそれにしても、早く暖かくならないかなぁーーーーー。