芸術家に求められるもの
ご訪問ありがとうございます。
日曜日はNHK教育テレビの「日曜美術館」が結構楽しみです。
それで、姜尚中さんの表情を見るのが結構好きです。
アートの分野に近くない人がどんな風にアートに接するのか、
ふーんって思います。
たぶん、アートに近くない人がアーティストに求めるものの一つに
“タフ”さがあるんじゃないかなーと思ったりします。
私もアーティストに対して、そんなところを求めている部分があるような気がします。
以前、読んだ本で、
八木啓代さんが書いた「ラテン女のタフで優雅な生き方」(大和出版)というのがあるんですけど、
(アフィリエイトでは掲載がありませんでした。)
この本の一節が私の気持ちの中に結構とどまっています。
ある女性アーティストの子供が小さい頃、米と豆とジャガイモの多い食卓だったようで、
「おかーさん、毎日、同じようなものばっかりじゃないか」
と文句を言うと、そのアーティストのお母さんは
「おまえはなんて想像力のない子供なんだい。今日はジャガイモの米添えで、昨日は米のジャガイモ添え、一昨日は豆の米添えで、その前は米の豆添え・・・ぜんぜん違うじゃないか」
とすごく怒られた。P63
というところ。
そこ、怒るとこなの?
・・・ふ~ん!かっこいいー!タフだなーーーー!
と感心してしまいました。
この一節は、考えに行き詰った時は必ず頭に浮かびます。
そして、まるで私がその女性に気合いを入れられたかのように、
どうにかこうにか他の考え方は無いかと、考えなおしたりします。
八木啓代さんは、学生時代普通の目立たない女学生だったみたいで、
手堅い職業を身につけようと、勉強する人のあまりいないスペイン語の先生をめざしていたそうです。
そして、メキシコに留学したのがきっかけで、ラテンの文化を知り、カルチャーショックを受けている内に歌手にスカウトされ、歌手になってしまったという方のようです。
この本は、そんなラテン文化のカルチャーショックを受けていた時の話のようです。
ラテン女がどんなに“タフ”な考え方をしているかを紹介した一節です。
こんな感じが、私もなってみたいアーティスト像かな?
芸術によって、想像力と創造力を身に付け、
たくましく生き抜くタフさを周りの人に感じてもらって、励ますみたいな。
どこまでもしぶとく生き抜かなければならないと思ったりします。
私はへたりながらしぶとく生きています。(・・・?)