幸福な絵
ご訪問ありがとうございます。
さて、先日お話していたイマイチな絵を掲載してみます。
これです。
完璧にハッピーな絵でしょ?
この絵は“黒”または“暗色”を一切使っていません。
モチーフはチューリップとスイートピー。
トーンが明色で、寒色はほとんど使ってません。(若干ブルーを使っています)
・・・・・「幼稚園の絵」と言われています。
いやね、私は結構好きなの。
でもね、例えば何かの公募展とかに出しすとしたら、
さすがにどーかなー・・・って感じは我ながらするの。
明るい絵なので、とりあえず部屋に飾っていて感じは悪くないです。
でもなんとなく“絵”として見た時、違和感を感じます。
ラインがイマイチっていうのもあるかな・・・とか、少し思わないこともないんですけど、
でも、下絵を見たらそんなに狂っている訳でもないし。
葉の色のせいもあるかな・・?とかも思うんですけど、
でも、葉の色だってハッピーカラーだしね。
で、これを踏まえて描いたのが、一番初めに掲載したこの絵なんです。
花のバックに暗色を配置しました。
そうすると、少し“絵”らしく落ち着く感じがしました。
同じような幸せ感もありつつ、自然な感じ。
黒い部分を隠すと、やっぱり少し物足りないような気が私はします。
と云う訳で、おしるこの塩のように、ちょっとは「陰」な感じを混ぜた方が、
より「幸福感」ってものは表現できるかなと思ったわけです。
人間の知覚の不思議を考えさせられました。