予定通りに9時半に
大分県・佐賀関に到着
すでに梅雨明けした九州の日差しは
ジリジリと暑い
晴れ間を求めて九州まできたくせに
こんな暑い中
山に登るのかと思うと
ちょっと怯む
わがままなおばさん達
ここから登山口まで2時間弱
正午過ぎからの登山
一刻も早く登山口へ移動し
登山開始した方がいい
時間がないってわかってる
わかってるにも関わらず
関といえば、関サバ
頭の中がほぼ関サバ状態の私たち
寄り道時間は10分と決めて
港からすぐの道の駅へ入ることに
ちょうどいい量の
関サバのお寿司があったので
車の中で食べながら移動することに
普段は魚はほとんど食べないけど
初めての関サバ
とっても美味しくて感動✨
もっと食べたい!と思ったけど
この三日間で関サバを食べたのは
これが最初で最後になった
登山口につき
アブと格闘しながら
登山の用意を済ませ
勾配が緩やかな
千間谷コースから登山開始
歩き出しの登山道は緑が鮮やか
葉っぱ一枚一枚が
発光(発酵)してるかのよう
新緑のような山を歩いていくと
一気に汗が吹き出してきた
三合目あたりまでは
眺望もなかったけど
そこをすぎると
木々の間から一気に開けた緑の大地と
その奥に連なる山並みが見えた
初めて目にする九重連山
雄大でとっても美しい
いつも見ている北アルプス
男前で荒々しい山並みが
かっこよくて惚れ惚れするけど
九重連山は連なる稜線が
たおやかで
女性的な感じがした
1合間が短く
0.5km刻みに標識が立っていたので
リズムよく歩け
予定通りに山頂到着
山頂からは九重連山だけでなく
明日登る予定の阿蘇山もよくみえ
美しい九州の山並みが一望できた
15時過ぎということもあり
雲も多く、一部雨雲らしきものも見えたので
早々に下山することに
下りは風穴コースを歩き
いくつかの梯子を降りていくと
急にびっくりするほど冷たい空気が
「風穴」と言われる場所で
ここだけ空気感が全く違っていて
神聖すぎて怖くなるほど
汗だくで汚れた私が
奥に進むのが申し訳なく
気軽に立ち入ってはいけない気がした
つかのまのクールダウンを楽しんだ後は
また汗だくの中を下山
持ってきた水分はほとんど飲み干し
なんとかギリギリで水分を保ちながら
予定通り17時に下山完了
下山すると駐車場で
毎日ここにきているという
「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」の活動に
携わられている方に会った
大分県・宮崎県にまたがる
祖母・傾・大崩山系は
急峻な岩峰や数々の渓谷など
昔から変わらない
ありのままの美しい自然が残る
希少動植物の宝庫だそうです
ありのままの姿で
汗だくの服を着替えていた私たちに
記念のステッカーを
プレゼントしてくれました
ここに限らず
いつまでもこの美しい自然を未来へ残し
人間と自然とがうまく
共生できといいなと
山へ来るたびに思います
日本百名山
42座目 祖母山
つづく