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知らなかった世界を知る

 

 

 

大学に通い始めてから、たまたま母が見つけたアルバイト。

 

週2で午後だけ、しかも時給20ドル!

 

すごい!!と思ってアポとって面接へ。

 

 

アメリカのボストンでは

 

日本の大都市やNYのようにそんなに高いビルが

 

いっぱい立ってるわけではないので

 

 

私の中では、

 

きっと小さなオフィスでの事務だろうな。。。

 

と軽い気持ちで面接にいきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、

 

入口にガードマンのいる高層ビル。

 

冬の面接だったので、入口には生のモミの木の

 

巨大なクリスマスツリー。

 

なんかえらいとこにきちゃったな。。。

 

びくびくしながら連絡があったオフィスにいくと

 

全面ガラス張りのオフィス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面接の待合室に行くと

 

そこにいる人たちはすごい経歴ばかりの人。

 

素敵な大人の人がいっぱいの中、

 

ひとり、私は19歳で実家以外でバイトしたことない人。

 

学生が初めてのアルバイトで来るところじゃない

 

完璧に間違えた。。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

。。。。でもいっか。

 

もういいや。こんなところにこれただけでも

 

ラッキーなんだし、楽しんじゃおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思って面接をひたすら楽しみました。

 

学歴も職歴もなにもないんだから怖いものなどなーい

 

とひらきなおってただ楽しんで面接受けたら

 

なぜか満場一致で面接に合格。

 

 

 

 

 

 

 

 

生まれて初めてのアルバイトは

 

夢のような場所となりました。

 

 

 

 

 

 

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どこかの会社の役員をいくつもしている人、

 

○○を開発したチームにいた人、

 

他の会社で社長をしている人などなど

 

 

一生かかってもご縁なさそうだなという方々が働いているメンバーの中

 

なぜか大学生で19歳の私がひょこっと入りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでの経験は今でも大きな教えとなっているほど

 

たくさんのことを学ばせてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

>うつ病の発症

 

 

アルバイトはとても楽しかったのですが、

 

実家では両親の喧嘩がますますひどくなっていました。

 

 

 

仕事がうまくいかず、経済状態も悪くなり、

 

両親は不安定だったので仲がどんどん悪くなりました。

 

離婚するだのしないだの状況は最悪でした。

 

 

 

お店をしていたので、

 

知り合いの方がたくさんいて私は誰にも相談できずにいました。

 

 

上司は心配してくれましたが

 

やはり細かいことまで言えず、大学でも言えず、

 

友達にも言えず、どんどんどんどん追い込まれていきました。

 

 

 

 

 

 

 

でも特待生なので勉強は手を抜けない、

 

仕事も手を抜けない、

 

友達と遊びに行くお金もメンタルの余裕もない、

 

だけど私は強いと信じていたので

 

大丈夫。そう大丈夫と

 

不安や恐怖を否定していました。

 

そんな感情、弱い人間が感じるもの

 

ダメな人間が感じるものと

 

その思いを持っていても悪いことなどないと

 

今ならわかりますがこのときはまだわからなかったので

 

そんな自分を認めていませんでした。

 

 

 

 

 

 

それに誰にも心を開かなかった私は

 

どうせ相談しても大したアドバイスないだろうし、

 

他人事だろうし、そんなアドバイスなら聞きたくないし

 

誰にも頼らなくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

そうやってぎりぎりだった私は

 

少しづつ異変が起こり始めて

 

周りの学生や友達が

 

『りお、どうしたの?このごろなんだか変よ?』

 

そう言ってくれて心配してくれたのですが

 

私は大丈夫。忙しいからと言って聞く耳をもたずにいました。

 

 

 

 

 

 

無理をしていて自分は大丈夫と

 

頑張りすぎてしまった私はおかしくなっていたことに

 

気づかなかったのです。

 

 

 

 

 

 

大丈夫なんていいながら過ごしていたら

 

あるとき異変を自分自身でも感じるようになりました。

 

 

 

 

 

 

授業に行って気が付くと授業が終わっている。

 

いつ始まったのか、いつ終わったのかわからず、

 

記憶がなくなるようになりました。

 

授業を聞けないのでノートがとれません。

 

あれ。。。どうしたんだろ私。

 

それでもまだ自分がなにかおかしいとおもっても

 

疲れているだけだ。少し休んだほうがいいだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思ってごまかしごまかし、

 

教科書や友達からノートを借りて勉強していて

 

なんとかしのいでいたのですが、

 

あるときテスト中にそれが起こりました。

 

 

テストの結果はボロボロ。

 

白紙のテストやかけていても

 

ほとんど間違っているテストなどなど

 

結果は最悪でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

特待生で成績はA-以上とらないといけないのに

 

オールCになりました。

(試験以外で成績をとっていたのでかろうじてCがとれました)

 

 

 

 

それからすぐに

 

白紙のテストをみた教授たちが会議を開き

 

私のために集まってくれました。

 

全員一致で

 

『りお、すぐにドクターの所へ行きなさい。

君は真面目で成績優秀で頭もいいのに

なにかあるはずだ。』

 

とみんながものすごい心配をして説得してくれました。

 

それまで一人一人が説得してくれていたのですが

 

なにをいっても大丈夫ですと聞かない私のために

 

みんなが集まって説得してくれました。

 

 

 

さすがに多くの教授が集まって

 

説得された状況をみて

 

ようやく、こんなに心配かけているんだ

申し訳なかったな

 

と自分の異変を認められるようになりました。

 

 

 

 

 

まだまだ続きます!