そして今日、朝娘を幼稚園へ送って家に帰ったら母から電話が鳴り「苦しくて眠れなかった。血圧も低い。病院に連れて行って」と。急いで車で実家まで40分。しかし実家から母の病院までは3分。こんな時は近くて良かった!
主治医の外来日ではないため、少し待ちましたが違う先生に診てもらえました。とにかく息が苦しいと訴えた母。その場で血中酸素を測定してくれましたが、とりあえず呼吸で酸素は取り込めているとのこと。そのまま血液検査とレントゲンへ。
1時間ほど待たされた後呼ばれ、血液検査は特に異常なし。
問題はレントゲン結果。先生はスチバーガの副作用で間質性肺炎を疑っていたようですが、結果は心嚢液の増加による心肥大。9月に撮ったCTでも少し心嚢液は確認できていたが、気にする程度ではなかった。しかし徐々に増えてしまったようです。
急を要するとのことで、すぐに救急で循環器科へ回してくださり、そこから心電図、心エコー、腹部エコー、など様々な検査を受けて循環器の先生に呼ばれました。つまり、肺転移のがんが心膜へ浸潤し心嚢液が貯留。心臓が収縮できなくなり、血液が循環しなくなっているため、血圧低下、呼吸困難な状態に陥っている。(心タンポナーデというらしい)このままだと命に関わる。至急心臓へ針を刺し水を抜きドレーンを装着して入院で様子を見るとのこと。部分麻酔による処置のため、同意書を書きすぐに手術室へ。
この時点ですでに2時半。幼稚園には電話で4時まで延長保育をお願いしていたが車で40分かかるため、母の処置中に娘を迎えに行き、そのまま実家で入院の荷物を持ち、また病院へ戻った時には処置は終わり病室へ移されていました。
その後、循環器の先生の説明によれば心嚢液は約800ml抜いた。ドレーンへはそんなに漏れてこないので、このまま出てこなければすぐにドレーンは外し週明けには退院となるとのこと。
母は肺の悪化じゃなかった。水を抜けば助かったと思っているのでそのまま良かったね。と言っておきましたが、家族への説明で肺転移からの症状でほぼ間違いないため、今後も貯まる可能性はある。何度も抜くのは難しい処置になる。予後はあまり良くないと言われました。
スチバーガの次に果たして主治医が抗がん剤を決めてくれるのか、このまま諦められてしまうのか、退院してからが勝負です!
まだまだ諦めたくありません!