2月はおかーしゃんの誕生日があるにゃよ
そのときにいつもお世話になっているTさんからトゥロンっていうペルーのお菓子をもらったにゃん
カラフルでカワイイにゃね~~
このお菓子は甘いシロップを染みこませたビスケットの生地を何段も重ねて,いちばん上にカラフルな砂糖菓子をトッピングしたものにゃん
このお菓子は一年中売ってるけど,特に10月のセニョール・デ・ロス・ミラグロスの時期に好んで食べられるんだって
「セニョール・デ・ロス・ミラグロス」って何かというと,1651年にペルーの首都リマで,ある黒人奴隷がレンガの壁に描いたキリストの壁画のことにゃよ。この壁画は度重なる地震でも崩れることなく,数々の奇跡を起こしたことから「エル・セニョール・デ・ロス・ミラグロス」(奇跡のキリスト)と呼ばれるようになったんだって
毎年10月第1土曜と18,19,28日,11月1日の「エル・セニョール・デ・ロス・ミラグロスの聖行列の日」は,紫色の衣装を身にまとった信者で街が埋め尽くされるから,リマの10月は紫の月とも呼ばれるにゃん。確かに建物から紫色の長い布が垂れ下がっていたし,スーパーの店員さんも紫色のバッジ?みたいなのを付けてたにゃね~
じゃあ,なんで10月にトゥロンを食べるのかって言うと・・・・
18世紀に黒人女性のホセファ・マルマニージョさん(愛称:ペパさん)が両腕が麻痺する病気になって,「エル・セニョール・デ・ロス・ミラグロス」の聖行列に祈りを捧げたところ病気が治ったんだって。そのことに感謝して,ペパさんが作って献上したお菓子がトゥロンにゃよ~ ペルーでは「トゥロン・デ・ドニャ・ペパ」(ペパさんのトゥロン)と呼ばれてるにゃん。
ペルーでいちばん有名なトゥロンが写真の「サン・ホセ」のものにゃん。スーパーでも売っていたけど,サン・ホセのお店に行って買ったこともあるにゃよ
あ,お味のことを忘れてたにゃシロップやトッピングの砂糖菓子が甘そうだったけど,思ったよりも甘くなかったにゃよ(笑)ビスケットがシロップでがっちり固まっているから,切るのが大変だったにゃん
レンジでちょっとあっためるとシロップが溶けて切りやすいかもにゃ。
サクサクした食感と控えめな甘さがコーヒーによく合うにゃよ
日本で手に入るか検索したけど,見当たらなかったにゃんもし,ペルーに行くことがあったら,トゥロンを食べてみてにゃ
世界遺産の街・リマの旧市街セントロで頂くペルーの伝統菓子「トゥロン」
おかーしゃんのお誕生日には,こんなカワイイ鳥さんがお祝いに来てくれたにゃよ~~
この鳥さんは黄色だけど,赤や青の鳥さんもいたにゃよ。とっても可愛かったにゃ~~