NY長く住んでも

今だに、へぇ、そうなのかと思ったのは、「ストッキングの電線」って英語では何て言うんだろう?という話からだった。

日本ではよく聞く言葉だけど、英語ではあまり聞かない。実はそれ、単に表現の違いじゃなくて、文化の違いなんだ。アメリカではストッキングを履く女性が圧倒的に少ないらしい。寒いニューヨークでも多くの人はタイツを履くそうで、ストッキング自体あまり出番がないのだとか。


面白いのは、タイツが伝線した時には「run(ラン)」という言葉を使うという点。まさに「線が走る」から“run”なのだ。そう言えば、昔ダンサーをしていた時に、舞台衣装のタイツが伝線して「Oh no, I got a run in my hose !」と言っていたのを思い出した。


つまり「電線」も「ラン」も、“線が走る”というイメージは同じでも、背景の文化がまったく違う。日本では当たり前の言葉が、アメリカではそもそも使う場面が少ない——そう考えると、「へぇ、そうなのか」と妙に納得してしまう話だ。


へぇ〜、そうなんだ〜と思うことは今だに多い


そう思ったのは、最近知人から聞いたアメリカでの交通事故の話だ。

相手は車で、知人は自転車。

日本人の感覚では「そりゃ車のほうが悪いに決まってる」と思う。

なぜなら日本では、歩行者→自転車→車の順に責任が重くなるという“常識”があるからだ。

だから私は当然、自転車の知人のほうが有利だと思っていた。


ところが、結果はまったく逆。


話が進むうちに、なんと知人のほうがその車に10万円を支払うことになったという。

聞けば、自転車側にも多少の過失はあったらしいが、それでも「え、支払う側なの!?」と驚いた。

どうやらアメリカでは、自転車が必ずしも弱者として守られるわけではないらしい。


この話を聞いて、日本の“常識”って意外とローカルルールなんだなと感じた。

そして思ったのが、これって英語学習にも似ているということ。

日本で身につけた「英語の常識」をそのまま持っていくと、現地の英語感覚に馴染むのに時間がかかる。

思い込みは大事だけど、時にそれが現実とのズレを生むこともある――。常に修正アップデートがいるんだ


歩行者絶対有利な日本と、そうでもないアメリカ。

文化や言葉の違いって、やっぱり奥が深い。


日米パクリ作品シリーズ



有名な例としてよく挙げられるのが、黒澤明監督の『七人の侍』を西部劇『荒野の七人(七人のガンマン)』に置き換えた作品です。数字の「7」という部分までそのまま使うなど、かなり大胆に取り入れたケースです。


また、『スター・ウォーズ』も黒澤映画から大きな影響を受けています。監督のジョージ・ルーカスは日本の時代劇好きで、『隠し砦の三悪人』に登場する長身の男と小柄な男のコンビなどを参考にし、キャラクターデザインや物語構造を取り入れています。衣装の着物風デザインなどもその一例です。


知られていない面白い例として、

『ドラえもん』がアメリカ映画に取り込まれたケースがあります。

誰もが知る『E.T.』です。有名なシーンといえば、E.T.を自転車のカゴに乗せた4人の子供たちが街から逃げる場面。E.T.の力で自転車が宙に浮かび、月を背景に空を飛ぶ映像は映画史に残る名場面ですが、

実はこの構図が『ドラえもん のび太の恐竜』に登場しています。


のび太たちが恐竜を連れて空を飛ぶシーンでは、タケコプターでドラえもん、しずかちゃん、ジャイアンたちが一緒に夕日を背景に空を舞います。背景が月か夕日かの違いはあるものの、構図は驚くほど似ています。


こうした「日米間の似た場面」は、意識的なオマージュなのか、偶然なのかはさておき、

映画史のあちこちに見られる現象です。