言葉を初めて聞いたとき、多くの人は“最初に教わった意味”をそのまま自分の中のオリジナルとして固定してしまいます。
これは人間の脳のクセで、一度覚えた定義や文脈が自分の中で絶対的なものになってしまう。
私もまさにその典型で、Z 世代と聞いた瞬間、「日本で最近よく聞く流行語だろう」と思い込んでいました。
Z 世代=日本独自の呼び方、そんなイメージが勝手に作られていたわけです。
しかし後から海外の番組やインタビューを見ていると、普通に英語圏の人が “Gen Z” と使っている。当たり前のように、自然な流れで。その瞬間、「あ、こっちが本家だったのか」と気づくわけで。なるほどねー、そうだよねー、と。
実は日本語の言葉だと思っていたものが、実は海外発だったという“思い込み崩壊”にようやく気づくのです。逆もある
Gen Z の “Z” は、アルファベットの最後の文字であり、「最後の世代」という象徴的な意味を持つと言われています。だから世界中で同じように “Z” を使っている。
にもかかわらず、最初に日本のニュースやSNSで耳にしたことで、「これは日本の概念なんだ」と脳が勝手に結びつけてしまった。これが思い込みの怖いところです。
一度“日本オリジナル設定”のまま記憶すると、脳はその設定を疑おうとしない。
実際、私もテレビのインタビューで海外の人が “Gen Z” と言っているのを聞いて、「ん? なんで英語でもその言い方を?」と一瞬混乱したことがありました。しかししばらくして、「あ、そもそもの発祥は海外だったのか」と腑に落ちていく。人は最初の情報に引っ張られるという“初頭効果”に完全に支配されてしまうのです。
この経験からわかるのは、「最初に覚えた意味だけをオリジナルだと思い込むのは危険」ということです。気をつけないと、脳は都合のいい形に勝手に固定してしまう。日本語っぽいから日本発だろう、日本で流行っているから日本オリジナルに違いない、と無意識に判断してしまう。それが誤解の源になるのです。
だからこそ、Gen Z に関しても、「そうか、日本語じゃなくて完全に海外発だったのか」という事実を知ると、妙に納得するわけです。なるほどねー、そうだよねー、と。むしろ、ただ単に世界共通の名称が日本にそのまま入ってきただけだった。自分の中の“日本オリジナル説”は、ただの思い込みにすぎなかった。それに気づいた瞬間、視界がスッとクリアになる感覚があるのです。
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