1月15日の前日に | こまいち。

こまいち。

ケンの家岡山支部より迎えた元保護犬と暮らしてます。

2006年10月6日生まれブレンハイムこまち(16歳3ヶ月)
2015年3月7日〜2023年1月15日

トライカラーいちこ(推定12歳)2016年8月21日〜

うちの子です

日付けが変わって少しすると

いちこが ひとりっ子になって 一年になります




2015年春に

こまち 8歳で迎えた直後から

発作や血尿を繰り返していましたが

長く元気でいてくれました


2020年の特発性前庭疾患や

腫瘍が血管に入り込んだ2021年頃からは

食べムラ 食べ渋りが進み 本犬もしんどかったと思います



16歳を迎える直前から自力で歩けなくなり

その頃に出会ったドッグマッサージの先生が

「今 こういう事を言うのはどうかと思うけど

最期の時に立ち会えたら 身体をさすってあげると楽になるから 覚えておいてね」と言われました




2022年暮れに こまちの食欲が落ちて

一気に心配になりました


2023年年が明けて 

動物病院を受診した時に

先生に「年を越したね」と言われ

その時には 

そんなに状態悪いの?と思ったのですが

後から振り返ってみると

先生は ずっと前から起こりうることを

折に触れて 伝えてくれてたのに

「こまちは大丈夫と思います」って

私が聞く耳を持たなかっただけなのでした



1月9日 成人の日

こまちの鼓動が弱まっているのが分かりました



1月12日

洗濯物を取り入れて 

こまちのいるリビングへ戻った時 

呼吸をしていないことに気付きました

慌てて聴診器を当てると断続的に鼓動が聞こえたので

間に合った しっかりと私の腕の中で見届けよう と

マッサージの先生の言葉を思い出して

抱っこしながら 肉球を握っては放しを繰り返しました

すると 脈が戻ってきました

こういうこともあるんだ とホッとすると同時に

手を離すと止まってしまう と心配にもなりました


夕方になり順番に帰宅した家族と交代で抱っこしながら

肉球マッサージをしつつ

お風呂や食事を済ませて

夜はこまい父と私で 足を一本ずつ担当し

握って放す を繰り返しながらウトウトしながら過ごしました




1月13日

午前は私がパート

こまい父にはマッサージをしながらのテレワークを頼み

私が帰宅してから出勤してもらいました




1月14日(土)

午前はパートで

帰った時に こまちが呼吸をしてくれていてホッとしました

午後からは遠方のお友だちが こまちに白いおくるみを届けに来てくれました

こまちの容態は落ち着いていたのですが

お水を飲まなくなった為 

夕方 動物病院へ連れて行きました

「服を着替えさせるのも怖くて昨日から同じ服だし寝返りさせるのも心配なんです」と言う私に 先生は

「何かをしたからどう とかは無いから 心配しなくていいよ  このままで痛いや苦しいは無いと思う」と言ってくれました

目やにを綺麗に洗ってもらい家に帰りました


肉球マッサージをしている限り 

こまちの心臓は動き続けるだろうと思いました

息子も同じ事を思っていました

先生の言葉が後押しになって 自然に任せよう という気持ちになれました

夕食はこまちの横で 家族揃って食卓を囲みました




夜は父 いちこ こまち 私の順に並んで眠りました

夜中に目が覚めて時計をみると

まだ日付けが変わったばかり

こまちがベットリとした便をしている事に気付きました


家族を起こし

リビングへ移動して

皆んなで ベッドごと運んだこまちを囲みました


いつの間にかウトウトしかけた時

「こまち?」の父の声に ハッとすると

こまちが上体を持ち上げて

声は出ていなかったけど 

「わん わん わん」 と 口が動いた後

静かに伏せて


そのまま 永い眠りにつきました



15歳のお誕生日を迎えられても

その時は大変になっている と

14歳になった時に先生から言われていましたが

それよりも長く元気でいてくれました





あれから一年

いちこの現在の体重は過去最高の6.8キロ



便の状態がとっても良くなって

身体も大きくなりました