6年振りの日本帰省 98 心と体のリハビリ・仕上げ ④ | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

  さて、初めての『スーパー銭湯』。

 

 

 

  その第一印象=外側は

 

 

  「…デカい……!」

 

 

 

  そして内側=室内に入った第一印象は

 

 

  「ゲームセンターみたい~!」

 

 

  それは外見からの印象とは違う、「広々」と言うよりもセクション毎に部屋が細かく仕切られていて、ちょっと高級なホテル内のショッピングエリア?とも言えそうな感じに見えたから。

 

 

 

  とにかく。

 

  先ず、昔の銭湯にあったような「靴入れ」がずらりと並んでいて一つ一つに「手錠」状になった大きな鍵が付いていた。

 

 

  「これが全ての『鍵』になるからね!」

 

 

 

  以下「案内人」=「ミヤちゃん」に寄ると、館内ではその「手錠」が「オカネ」兼「使用記録」となり、最後に清算される……とのことだったのだが、私自身は結局「鍵」として使う以外にソレを一切使うことはなかった。

 

 

  そう、全て彼女が払ってくれたから!(女神様…!)

 

  

 

  「靴置き場」を抜けると、先ず「総合受付」があり手続きをすると『館内着』と呼ばれるガウンのようなもの(各サイズあり)と、色々なシーンで『マット』として使うらしい大判のタオルが入った透明のカバンを渡された。

 

 

 

  「普通の人はね、

 

  この他に自分のタオルを持参したりするんだけど

 

 (実際、館内の自動販売機で販売もしていた)

 

  私は面倒臭いからこれをバスタオルにもしてしまうの~」

 

  …とは「案内人」の御話。

 

 

 

 

  「ナニしたい~?」

 

  …と事前に言われた時、私は北海道で出来なかった「あかすり」のことが直ぐ思い出した。

 

 

 

  「あかすり?

 

   ああ、もちろんあるよ~!」

 

 

 

  テキパキと率先して館内を歩く彼女の後をついて行くとソレ専用の「受付」が見えた。

 

 

 

  「あ~、ハイハイ、

 

   え~っと、

 

   今からなら一番早いのは〇〇時ですね~」

 

  …と、一時間程後の時間を指定される。

 

 

 

 

  あとこれは北海道でも同じだったのだが、

 

 (施行前に)

  「20分くらい湯船に浸かっていて下さいね~」

 

 

  …と言われたので、丁度良いと「案内人」と一緒に支度を始める。

 

 

 

  脱衣所で鍵にある番号と同じロッカーを使って私物を入れ、イザ「浴場」へ。

 

 

 

  当然ここも北海道のそれとは段違いに広かった。

 

  湯の種類も、設備もよりどりみどり。

 

  何より、外には「外気浴(日光浴?)」が出来るデッキチェアまでズラリと並んでいて、その前には大画面のテレビまであるのは驚いた。

 

 

  「案内人」のアドバイスを聞きながらあっち、こっちと動き回ったのだが、その時私はちょっとした「気になる人」に気付いてしまったのでありました……!