久し振りに眼鏡を作った・ふたたび 2 超個人的眼鏡製作記 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

  

 

 

  話を戻して。

 

  

 

  しかし、以前から折に触れ書いているように、私の目はちょっと「普通と違う」。

 

  だから『老眼鏡』にしても安い市販の品など全く役に立たないし、どう安く仕立てようとしてもレンズには必然として「加算」される項目が必ず出て来る。

 

 

 

 

  更に言えば「補助金内」で出来るレンズ&フレームというのは、ハッキリ言って……

 

 

  ダサい!

 

 

 

 

  いや、若い人などそれでもファッションに出来るんじゃないか?……と思えるモノもあることはある。

 

  でも、ハッキリ言って道を歩いている人をパッと観て

 

  「ああ、コノ人のは

 

  NHS(=補助金内)だろうな~」

 

  …と判るくらいモノが殆ど、と私は言い切れる。

 

 

 

  一番判り易いのは「プレス」と呼ばれる、本来厚みが出て「本来の目」から微妙に違和感が出る、度が強いレンズを薄くする技術が使われないことだろう。

 

 

 

  御記憶がある方は「ケント・デリカット」さんの瞬間芸?を思い出して欲しい。

 

  彼の場合は時代的背景と極度の遠視ということもあったハズだが、そういう「細かい技術」にお金を掛けていない、掛けることが出来ない人達の眼鏡……という印象しかないのが

 

 「補助金ダケで作ったメガネ」

 

  …なのである。

 

 

 

 

 

   そしてこれは個人で差があることだと思うが

 

 

  「いつも使う」

 

  …から安いモノでいい、という考えもある。

 

 

 

  しかし私は消費財は別にして、いわゆる「耐久消費財」と言えるもので尚且つ

 

 

  「毎日使うモノ」

 

  …こそ自分の好みに拘るタイプ。

 

  (因みに「毎日使うモノ」に限るとその方が満足感が高いらしい)

 

 

 

  基本が高額になればなるほど、自分の「こだわり」を全て決めた後で、幾つかの候補の中から出来るだけ安いものを選ぶようにしている。

 

 

 

 

  が。

 

 

  眼鏡に関してはそうした「妥協」は最低限にすることもあり、毎回結構な金額になる。

 

 

 

  私は仕事の関係もあるけれども基本「貴金属」と言えるものには殆ど興味がなく自分で買うことも貰うこともないのだけれども、そうしてみると『眼鏡』は私には立派な「貴金属」と言える。

 

 

 

  だからおいそれと買う事が出来ないものだし、買い替えた直後から「次」に向けての貯金が始まる……と言うか「無職」時代はそういうことがほぼ出来なかった。

 

 

 

  今の職場に就いてから、真っ先に買い替えたのは『冷凍冷蔵庫』だという話は前にチラと書いたが、その「次」に狙っていたのが『一般用眼鏡』だった、という訳だ……!