こういう所はエライ!と思ったこと&『らしく』なかったこと NHSでのリアル ⑤ | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

  「名前」「住所」「生年月日」のハードル?を確認した後、看護師の彼女は私の情報をチェックしながら検査に関する説明を始めた。

 


  なんと、前回の検査は『2018年』だったそ~な。

 

 

 

 

  とにかく初めてではない、ということで直ぐ検査へ。

 

  カーテンを閉め、お互いが用意をしている間もどちらからともなく

 

 

  「クリスマスはどうだったぁ~?」

 

 

  …というような「雑談」になるのはコノ国ならでは、か。

 

 

 

  が。

 

 

  「痛くないからね~」

 

  …と何度も繰り返してくれる割には

 

   結構痛いゾ……💦

 

  多分「普通の女子」、特にコノ国の「自己主張ギャル」ならギャーギャー騒ぐレベルのだと思う。

 

  ってか、これが「出勤前」だったら結構辛いわ。

 

 

 

  基本「我慢」が出来る人間だから騒ぐことはなかったが

 

  「あ~、痛いわね~、ごめんね~」

 

  …と言っていたから、顔にはしっかり出ていたんだろう。

 

 

   とにかく。

 

   終わって、PCにその結果?を入力し始めたところで

 

 

  「…あらっ?」

 

 

 

   …え? ナニか問題ありました~???💦

 

 

 

  「アナタ、

 

  『血液検査』をやっていないわね??」

 

 

 

  ああ、なんだ……!

 

  そう言えば、そんな連絡(テキスト)が来ていたな……と思い出す。  

 

  『血液検査』というのは以前書いたこともあるが、いわゆる糖尿病の「境界型」と診断されて以来、毎年のように「血液検査」の案内が来るようになっていたことだった。

 

 

  しかし、最初の時以来「異常あり」とされた事はないし、先ずコロナの期間中は来なかったくらいだから基本問題は無いんだろう……と自己判断していたから、今回は無視するつもりだった。

 

 

 

  という以前に、ホント糖尿病患者「ダケ」には無駄に手厚いんだよな、コノ国は……と無駄に腹が立って来た。

 

  と言うか、私が先ず考えたのは

 

  

 

  あ~、またこれで

 

  「じゃあ、受付で予約して行ってね!」

 

  と言われて、面倒交渉……

 

  「時間合わせ」やナニやの末に

 

  また貴重な時間が潰れるんだな…

 

 

  …ということだった。

 

 

 

  ところが、である。

 

  「じゃ、

 

 『今』やっちゃいましょうか!

 

   イイ?」

 

 

  ……Σ(・ω・ノ)ノ!

 

 

  え⁉ 

 

『今』なんて言いましたっ⁉

 

 

  思わず

 

  「イイんですか?

 

   コノ国のNHSに

 

 『ついでに』という言葉は無い

 

  と思っていましたよ!」

 

  …と言ったくらいだ。

 

 

 

  彼女は笑いながらもテキパキと用意を始め、サッサと採血を終えてしまった。

 (いわゆる「血管が見えない」タイプなので苦労はしていたけど、これは毎度のこと)

 

 

 

  「さて、これは

 

  こちらから『連絡』が無かったら

 

  問題がない、ということだから、ね?」

 

 

  …うん、判ってます。

 

  判っているけど、今回の「ついで」には感動しました。

 

  いや、このくらいで感動するって……とも思うんですけどねえ……!

 

 

 

  因みに、その後「連絡」は一切ございません、ハイ。