さすが『我が姉』らしい! …としか思わなかったこと ④ | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

 

  姉の荷物の「送付票」の消印=日付は……

 

 

 

  先週の「金曜日」

 

 

 

 

  あ~、私からのメールを読んで、慌てて……だったんだな!

 

  …と簡単に推測出来た私。

 

 

 

  相変わらず『詰めが甘い』と言うか。

 

  基本『国際小包』は発送日を記入しなきゃならないのだし……まあ姉の場合「局員」に言われた時に無意識で記入したのだろうけど。

 

 

 

  まさに「姉らしい!」…であったけれども、実は今回は「着物」を送って、となった段階から「姉らしさ」は発揮されていた。

 

 

 

 「送る箱が見つからなぁ~い!

 

 

  わざわざ買うのも勿体ないしぃ~!」

 

 

 

 …は?

 

 

 

 「便利な日本」でナニ言ってんの?……と思ったのだが、それは「着物」を

 

 

 『帖紙』(たとうし)に包んだ、そのまんまの状態

 

 

 …で入る箱が手元に無い、というダケのことだった。

 

 

 

 

  流石、大学卒業後の就職を受けての「初引越」の時に本類を一番大きな箱に詰め込んで、持ち上げた途端に崩壊していたような方だけあるな~、と思った私。

 (まあ似たようなことは「モト」もやっていたけど)

 

 

  多分「着物」は折るもんじゃない、という『思い込み』だけはあったのだろうけど、『帖紙』に入っている段階で既に折っておりますがな?

 

 

 

 「『ロールケーキ』みたいに

 

  巻いてから

 

  箱詰めすればいいじゃない?」

 

 

 

  …呆れつつそう返すと

 

 

 

 「……あ~……!」

 

 

  ホント、大学まで行って、ナニ学んだんだか???

 

 

 

 

  それ以前に

 

 

 「でもぉ~、『国際小包』って

 

  出すのメンド臭いわよねぇ~?」

 

 

 

  …とグダグダ言い出したので、ここは姉の最も姉らしい部分……そう、

 

 

 

  「妙な所で見栄っ張り

 

  且つ根っからマウンティング体質」

 

  ……の隅っこを突くことにした。

 

 

 

 

  「そうね、そう考えると、

 

  局中の職員を振り回しながらであっても、

 

  自分一人で

 

  発送していた母って凄いと思うよね?」

 

 

 

  …はい、姉、撃沈。

 

 

 

  そこから判り易く「小包」の事は一切言わなくなったので、正直、もうあと10年くらいは送って来ないだろうと考えていたのだけど……?

 

 

 

 

 

  因みに、送られて来た中には二組の包みがあったので最初は

 

 

  「あれ?

 

  何か他にも

 

  不要な着物でもあったのかな?」

 

  …と思った私。

 

 

 

 

  でも、それなら取り敢えずでも姪ゴちゃんに譲ることが出来るだろうに……と、考えたら何と!

 

 

 

 

  懐かしい某デパートの帖紙に包まれたソレは、いわゆる普通の?「喪服」と

 

 

   『絽』(ろ)の「喪服」だった……!

 

   (『絽』=総透かしで織られた夏用の着物地)

 

 

 

 

  ……いやはや、いつの時代の見立てなんだか……!??

 

 

 

 

  もちろん、どちらも全く触れた気配の無いさらっぴん!……であることは一目瞭然……!

 

 

 

 

 

  まさに「もったいない」の極み。

 

  もう『黒の絹地』として考えて行くしかない。

 

 

 

 

 

  一つだけ、おお「我が姉」も進歩したな~、と思ったのは……?

 

 

 

  荷物の「スキマ」に『焼海苔』が二袋、入っていたこと。

 

  それも『賞味期限内』のモノが!

 

 

 

  これは「我が姉」としては天文学的変化である、ということをお伝えして今回の件を終わりにしたいと思う……!