「ミキサー部屋」には「食品棚」の他に「箱棚」と呼ぶ、主に「卸」のケーキに使う箱がサイズ別に積まれた棚がある。
数種類ある「基本の箱」は、朝行くと大抵どれかが空っぽになっていたり、今日中には絶対無くなるね、という状況になっているので「備品部屋」に行って「在庫品」を運び補充する。
…のだが、ここでも「コノ国らしい」ことは良く起こる。
「在庫」そのものが無い!
…ということが度々起こるのだ。
『カミ』ではそれが何であれ、「在庫」が無くなったOR少なくなった時点でその都度気付いた人が「買い物リスト」(←と呼ぶボードがある)に必要なものを書き込むようになっている。
ところが「食材」に関してはそうでもないのだが、「箱」やオーブン用の紙やシール、サインペンなどの「備品」と呼ばれるモノに対する意識は……
皆さん、相当低い
…特に箱類は「棚」から無くなっても「備品部屋」にあるだろう、とでも思っている?……と思うほど。
と言うか、それこそ
『今』自分が間に合ったから別にイイ!
…って態度なんじゃないか?……と穿った考えを持つほど
「ジョー、
〇×〇×〇(注;箱サイズ)が
無い~っ!」
…という事が度々起こる。
本当に、そのくせ余り使わないモノ……ウェディングケーキ用の大型ボードとか……は妙に大量にあったりするのだから腹が立つのだ、これが。
更にコノ国らしく、何であれ
注文はしたけど、予定通り届かない
…ということもやたら多く……またその「理由」や「再発送の予定日」なども知らされないから、ホント「コノ国」で予定通りに事が進むというのは「フィクション」だよな~、とつくづく思う。
因みに「箱」類は基本『組み立て前』の状態で届く。
段ボール製のソレが50枚で1パック、それを2パックずつスコッチテープで組み合わされ、更にそれを黒いビニールシートで包んだ状態で配達されて来る。
その姿はまさに……
「『棺桶』届いたよ~!」
…と叫ぶのが恒例になっているのであります……!