続・その『一言』が……! | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

  まだ多少症状は続いているものの、この『咳風邪』、何とか「山」を越えました……!

 

 

 

  この中でも書いたように、一人暮らしをしていても「こういう時」は(こそ)『家族』が恋しくなる人が多いんじゃないだろうか?

 

 

 

 

  しかし不思議なものだが、母の子供の頃の「対応」は私が具合が悪くなると(薬や食事の時間以外は)

 

  「基本、放っておく」

 

 …ものだった。

 

  これは寝込むというと『熱風邪』が殆どで、ひたすら寝ているしかなかった……という事もあったが、とにかく最初はひたすら

 

  「水だけ飲んで寝ている」(野生動物?)

 

 …という感じで、それが少し回復して来ると「アイス食べたい…」となる、という繰り返し。

  

  

 

  ソレに慣れたからかもしれないが、私は本格的に具合が悪くなると、とにかく「こもる」。

 

  まさに水だけ飲んでひたすら寝ている、という感じ。

 

  だから逆に一人暮らしの今の方が「気が楽」。

 

  

 

 

 

  「そういうヒト」に出会うと

 

 

  「コノ人、本格的に

 

  具合が悪くなったことがないんだろうな~」

 

 

  …と思うのだけれども、「モト」というヒトは一々

 

 

 「自分が具合が悪くなると

 

  コノ世の終わり程の大騒ぎ」

 

 

  …で、普段以上に「自分の言う通りにしろ!」の人だった。

 

 

 

  それはそれで別にイイ(いや、良くも無かったけど)のだけど問題は相手が「私」となると呆れるほど対応が真逆になること。

 

 

 

  自分が泊まり掛けの遊びに行く為に

 

 

  「まだか?」「もう治っただろう?」

 

 

  …と、出発予定時間一時間前に「オマエのせいで」諦めるまで、10分置きに聞いて来た……という話は何度もしているが、私が一番情けなくなったのは未だコノ国に「帰省」中だった時に高熱を出し寝込んだ時に

 

 

  「オマエが寝込んでいると

 

 

   ママが心配するんだから起きて来い!」

 

 

  …と怒鳴った(注;「もちろん」二人だけの時に)時。

 

 

 

  その後もしつこく「まだか」「まだか」と言って来るので

 

 

  「…じゃあ、アイス買って来て…」

 

 

  …と言うと

 

 

  「アイスなんて、栄養が無い!」

 

 

  …と言って例の……「モト」の万能薬である

 

 

  「大量のハチミツ入りレンシップ」

    (注;約500㎖)

 

  …を、自分の目の前で飲み干す事を平気で強要出来るヒトだった。

 

 

 

  結局その時は

 

  「アイスが無いないなら、起きない」

 


  …と言い放ったことで「妻」より「ママ」の為だったのだろう、

 

 

  「酒飲みが

 

  『酒を飲めば治る』

 

   って言っているようなものだな」

 

 

 

  …という皮肉付ではあれ、「モト」が私の言ったモノを本当に「買って来てくれた」……のはその時が最初で最後だったのでありました……!