『やっぱり』アンタのせい……だったのね? | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

 

  こんな「八つ当たりお手紙」を送って来た後、再び何処かに行っている「ミス・びっち~」。(あ~平和!)

 

 

 

  その後、の話と言えることが起こりました。

 

 

 

  「ミス・びっち~」が「置手紙(!)」をして消えた次の日のこと。

 

 

 

  彼女の手紙の中にある「排水溝」の横に、何故か一本、大きめの「角材」が立て掛けてあった。

 

 

 「ミス・びっち~」が掃除した時に使ったんだな……ということは判ったのだが、何と言ってもそこは「ウチの玄関の横」である。

 

 

 

  そのまま捨てても良かったかもしれないが、下手に「インネンのネタ」を与えるのも嫌だ。

 

  と言ってコレ見よがしに彼女の玄関先=ドア前に置いたりしたら、無駄に怒りを再燃させるだけだろう。

 

 

 

  基本生活は「喉元過ぎれば…」を地で行くような相手である、見えなければ思い出さないし、思い出したとしても「インネン」を付けられないようにするには?……と考えた。

 

 

 

   と、思いついたのが「ミス・びっち~」玄関横にある『物置(スペース)』だった。

 

  かんぬき錠があるだけのドアを開けると、ギリギリ畳半分くらいのスペースがあるだけのもの。

 

  そこは私の大家さんの話からすると彼らの管理下、つまり「私のモノ」らしいのだが、パッと見……と言うよりも「家の関係」を判った状態で見れば、どう考えても「ミス・びっち~」のもの、としか見えない。

 

  実際「ミス・びっち~」もそう考えているようで……いや、自分の車が家の前に停められない!と怒ると同時にヒトの家のゴミ箱には勝手に自分のゴミを入れられるような人間なんだから

 

  「空いているんだから、ワタシのモノ!」

 

 …くらいにしか考えていないと思うが。

  (同時に私は入れるモノも無いので最初からどうでもイイ状態)

 

 

  因みに中にはその時々で彼女の「大型ゴミ」(=使わなくなった健康器具とか🤣)が入っている。

 

 

 

  そうだ、あそこに入れておけばイイんだ。

 

  そうすれば、イザとなっても

 

  「ここにありますけど?」

 

  …と言えるし、何なら「元々ここはウチのモノですよ」と言い返すことも出来るだろう。

 

 

 

 

  私は角材を持ってドアを開けた。

 

  開けて、先ず驚いた。

 

  一瞬驚いて、直ぐ笑ってしまった。

 

 

   だって、コレだったから。

 

 

  …判る人は判る、と思うのですが???

 

 

 

 

   私が笑った、元々の理由はこちら。

 

 

 

 

   …そっか、私は車での犬の散歩序でにでも公園に持って行って、そこらに放置して来たんだろうな……くらいに考えていたのだけど、そんな「面倒臭いこと」はしなかったのね?

 

 

  だよね~、そんな「男仕事」みたいなモノ、やってられないよね~? 

 

  だって~、常に男を求めなきゃならないくらい、か弱いオンナなんだからアタシ~!?

 

 

 

  何より、何度アイツの庭に放り投げても「ちゃんと」元に戻すから、腹が立って仕方が無かったのね?

 

  

 

  一頻り笑った後、私は上記の写真を撮った。

 

  そして角材を放り込んでから椅子を取り出して物置のドアを閉め、椅子は「元通り」にした。(だって私のモノだ!)

 

 

 

  …さて、「ミス・びっち~」御帰還の折には、ナニが起こりますやら???