結局、その時はオバちゃんもずっと苦悶し続けていたので
「もういいです、何とか車で連れて行ってくれる人を見つけてみます」
…とこちらから言うと、ホッとした声で
「そ~お~? 大丈夫~?
お役に立てなくてごめんなさいね~!」
…と向こうが謝ってくれたくらいだ。
結局その時はギリギリで車で往復してくれる友達が現れたから良かったものの、後になって詳しく調べた結果、その「第三の病院」は車が無かったら電車の駅からタクシーで行くしか選択肢は無かった……!
それ以後は我が町の『病院』以外に指定されても殆どの確率&無償で車を出してくれる友達が数人見つかるようになったのだけれども(ありがたい事です!<(_ _)>)、とうとう今回はどうしても都合のつく人が手配出来なかった。
ただ「不幸中の幸い」だったのは指定されたのが「第二の病院」で、手間は掛かっても電車とバスで行ける場所だったこと。
しかし、例え「公共機関」であっても『交通費』は結構掛かる。
正直、今現在「失業者」として支給されている生活費一日分が軽く飛ぶ。
それでも、そういう事があっても年に数回という私は未だマシだけど、定期的に通わなきゃ行けないような年金生活者など大変だろうな……と思っていたら、ひょんな事から
『申請すれば交通費が返還される』
…という事を知った。
取り合えずネットで調べてみると、確かに幾つか条件はあるもののNHSの「通院」で交通費が掛かった場合
「基本(通院日から)三か月以内に申請すれば返還」
…とあり、私のような「失業者」の場合は必要書類を揃えて『職安』に提出しろ、とあった。
私は二日連続で同じ『病院』に行ったのだけれども、その日から最初の『義務面』は一週間後くらいに組まれていたからタイミング的にもちょうど良かった。
更に言えばその日の『義務面』は
「有給休暇をこなすから~」(本人談)
…という理由でいつもの『ラージ』ではない事が判っていたので、
「絶対その日に提出を終える!」
…と心に決めていた。
そうすれば『ラージ』に対応される時のように「無駄な手間」「無意味な時間」「無益な問答」を繰り返す必要無い!
(『ラージ』の高飛車且つ間抜けな対応の数々は『就活労働者』の日々を参考にどうぞ~)
…と、気楽に考えていた私はその日、まだまだコノ国での「修業が足りない」のを悟るのでありました……!