九星気学 基礎概念その2
2020年の年盤
自分の本命星と月命星がでました。
九星気学では
盤と呼ばれる9つの九星盤で占います。
「出生時の九気」
産声をあげ、初めて呼吸して
吸い込んだ「気」が運命を宿す
という考え方なので
四柱推命での四柱
年柱 月柱 日主 時柱 に
「天干地支」がそれぞれ生じるように
生年月日時と万年歴から
年盤・月盤・日盤
時刻の表から時盤
それぞれの盤において
生年月日刻に応じた「九星」
本命星 月命星 日命星 時命星
生じます。
「四柱推命」で
日主の星が他柱の星と
どういう関係になっているかで
身旺や身弱が判明するように
九星気学では
年盤の「本命星」が
自分の月盤のどの位置にあるか?
今年の年盤でどの位置にあるか?
月盤の「月命星」が
自分の年盤のどの位置にあるか?
今年の月盤でどの位置にあるか?
をみてバランスが判明していきます。
盤で比べてみる上で
とても大事なことは
「宮」「定盤」という概念です。
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宮
神様が入る部屋を宮(ぐう)と呼ぶ
八卦で八方位と中央に中宮が配置される。
ホロスコープを扱う
西洋占星術や紫微斗数では宮は大切ですね。
九星気学にはホロスコープはないですが
「宮」はあって大切です。
9つの宮があります。
中宮(ちゅうぐう)
乾宮(けんきゅう)
兌宮(だきゅう)
艮宮(ごんきゅう)
離宮(りきゅう)
坎宮(かんきゅう)
坤宮(こんきゅう)
震宮(しんきゅう)
巽宮(そんきゅう)
八卦が宮名の名称があり
九星は右周りで順行(青い四角内)
九星の廻った星は「廻座」呼ばれる。
この部屋にそれぞれ意味があります。
★
定盤(定位)
九星には各々の方位に
定まった家(宮とは場所)
乾宮は六白星:西北
兌宮は七赤星:西
艮宮は八白星:東北
離宮は九紫星:南
坎宮は一白星:北
坤宮は二黒星:南西
震宮は三碧星:東
巽宮は四緑星:南東
中宮は五黄星:中央
これが一組となって全体を定盤と呼びます。
方位・五行・自然・家族など
象意を付加されてみると
このようになる。
九星1~9の順で並べた九数図 9枚
中宮が1~9 9つの九数図が
占う人の生年月日時間や
占った時の年月日時刻によって
年盤や月盤、日盤、時盤として決まっていきます。
★
陽遁 陰遁
日盤や時盤を実際に作成してみるとわかりますが
日の並びには「陽遁」と「陰遁」とい概念があります。
九星術では1年を2つに分けています。
夏至をピークに
太陽が地上に出る時間が短くなります。
短くなっていく期間を「陰遁」と呼び
隠遁のはじまる境を1番近い甲子の日に定めた。(陰遁日)
<陰遁日はだいたい6月頃>
冬至をピークに
太陽の日照時間は長くなっていきます。
日が長くなる境を冬至にいちばん近い甲子の日を定めます。(陽遁日)
<陽遁日はだいたい12月頃>
年と月盤は地球の「公転」
九紫八白七赤。。と減っていく循環
それは地球が徐々に固成状態に向かっていると考え
陰遁順で循環していきます。
日と時盤は地球の「自転」
陰遁に入ると 陰遁順に循環し
陽遁に入ると 陽遁順に循環します。
時盤は日の陰陽遁に従って
日盤陽遁には時盤も陽遁し
日盤陰遁には時盤も陰遁する。
これは。。
組合せ数は無限大に近いのではないか!?
九星気学おそるべし!
★
盤の表現
いろいろな本を見ると
九数図が微妙に違います
解りにくい原因でもありますね
なんでだ!!
どう違うのか見てましょう。
これは
左は北が上で右は北が下になっています。
風水のような方位を重視する場合は
地図や間取りと一致している方が見やすいですね。
北が上で南が下、東が左、西が右
九星気学の鑑定では
左の東から日が昇り上が南で右の西に沈む北が夜で下
定位がそうなっていますので北が下。
ではこればどうでしょう?
方位も同じ中宮が八角形で同じ
でもどこか違う。。
それは方位の「南西」「南東」「北西」「北東」の分割数
2つか3つか?の違いですね。
★
四正四隅
四正(東西南北)
四隅(東南、南西、西北、東北)
四正を30度 四隅を60度に分けたものが下図
上の図では左側ですね。
右の図はどうなっているのか?
この盤は「二十四山説」といって
「1山15度」×二十四山=15×24=360度
定盤で中宮にある陰陽の土気をのぞく「八干支」
八干支と十二支に4つの卦が入って
8+12+4=24方位
「一宮三山」といって 1つの気に3つの干支と卦が配置
3山×8方位=24山 という考え方です。
(二十四山説:望月治先生による)
天の十干
地の十二支
人の九星
1つの九星のなかに3つの十干支と十二支と八卦
が四季(四正)毎に等しく見事に廻っていて
天地人を表現した二十四山説
美しいですね
おまけで。。
私が学んでいる九星気学では
九星の位置を重視し鑑定しますので
超シンプルな数字だけの9数図(上図の右)を使います。
その9数には左のような易や象意が意図されています。
ここに投稿するまでに
かなり書きました
エクセルで打ち込んだり
パワポで作図してみたり
インプットしたものしか出てこない。
お陰でだいぶ九星が馴染んできました。
アプリでパンと星を出すのは早いですが・・
作成してみることお薦めします
★参考★
・気学占い方入門(中村文聰)
・定本正しい年月日時盤の占い方全(望月治)
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