良かったこと🌼
自宅を新築したわけですが、何しろ田舎ですし今までの家の敷地内に建て直したわけで、毎日毎日職人さんが来るわけです。
私は仕事でいませんでしたが、母はそれはもうせっせとお茶を出しアレコレ世話を焼き、真夏だったので氷を届けたり…とにかく、私も休日にはヘロヘロでした🥵
もうさ、ハウスメーカーに頼んだ意味ない…(近くだったり、知り合いだとそうもいかないから、しがらみのないハウスメーカーに以来したのに)。
とか、心中荒れましたが完成するまでに、職人さんたちが助けてくれたこと数知れず。
途中、いくつかミスもありハウスメーカー丸投げだと欠陥があっても不思議じゃない感じはして、それでもかなり良心的なメーカーでしたが職人さんが「これはこうなんじゃないか」「ちゃんとしてくれ」など、私たちにはわからない曖昧な部分が雑にされないよう頑張っていただきました。
酷暑の中休憩も限られていて、室内にエアコンをつけて休憩で使うよう促しても「汚すから😞💦」と入りません。
氷水と凍らせたタオル、冷たいジュースなど用意すると
「こんなに良くしてもらった現場は初めてだ」とか、年を重ねた大工さんたちは「昔はこうだった。久しぶりに昔のように家を建てた」とか言っていただきました。
いかついおっさん達が木陰で我が家の漬物やらパンやおにぎりを食べて休憩してる光景は、なかなかのものでしたよ。
そして、次々作業が終わり職人さんが来なくなるのですが、いよいよ完成して引き渡しの日になったら、なんだか花とか、海産物とか、よくわからない差出人や会社名で届きました。
詐偽か!?と不審に思い開封せずにいたところ、ハウスメーカーの担当者から電話があり「業者さんのサプライズだそうです」とのこと。
それぞれが打ち合わせしたわけではないので別個に届きましたが、かなりの業者さんがお祝いにとプレゼントを用意していただいたのです。
泣いた、ほんと。
毎日毎日やりきった母は鼻高々。
「これくらい、やっときます」という言葉に何度助けられたか。
全員がそうであるわけはなく、またこれは特殊な事例なのであまり気に止めずにいただきたいのですが、私はやっぱり、人と人のお付き合いというのは、地道に積み重ねる信頼関係が大事だと再認識しました。
引き渡しの時、ハウスメーカーの支店長さんが「各方面から感謝の声が上がっています。職人やスタッフを大事にしていただき、ありがとうございます。」と。
自分も含めて、無下にされるかそうでないかで心証はだいぶ違うし、ならば気持ち良くお付き合いしたほうがいいと思います。
どこも人手不足が著しく、「もう、こういう在来工法の家が建てられなくなるじゃないか」と大工さんから聞きました。
職人さんから学ぶことは本当にたくさんあり、子供たちにその背中を見せることができて良かったと思います。
このような方々を、日本はもっと大事にしないといけない。失ってからでは、遅いです。
そのなかで、私はほとんど顔を合わせませんでしたが我が家が水に合うようで「俺、この現場を志願してきました!」という職人さんがいると母から聞いていました。
母も可愛がり、よく野菜を押し付けていましたが、先日残りの作業で来たとき「あー!○△さん(私)のお宅でしたか!!それじゃあ、いっぱい働きます」と、なぜか私を知っていたとのこと。
かなり昔、私がその方の身内の方向けにチームを組み長期間にわたりサポートしたことがありました。私の中でもベストメンバーでやりきった仕事でしたが、そのことへの感謝を話されたようです。
世の中って、狭いわーー❗
良かった、全力を尽くして。
ほんと大変だったけどさ、逆の対応してたら今回どうだったかな……
とっても丁寧にお仕事をして帰られたそうです。
広いようで世間は狭い。
そして、どんな状況でも心配りを忘れずにいこう、と決意を新たにしました。