ここひと月くらい、
やっぱりいい音で聴くのは楽しいなと、
久しぶりにCD買うブームが到来して、
やたら買っては少しずつ聴いている。
mp3で聴いてしまうのではなくね。
なので、
ブログに書きたくなった。

まずは、
エアロスミスの新譜「Music from Another Dimension!」
エアロは僕はストーンズに次いで好きなバンドなのだ。
$藤井 理央のBlog

とはいえずっとリアルタイムで聴いてきたとかではなく、
ぬかファンであり、93年のアルバム「Get a Grip」で盛り上がった。
スティーヴン・タイラー、ジョー・ペリーがいいのは言うまでもないが、
この頃のジョーイ・クレイマーはPerfect!
バンドはドラムだ。
Eat the Rich
Livin' On The Edge
翌年の武道館でジョーイ・クレイマーばっかり観ていた。

その2年後あたり、96年かな、
ともさかりえバンドでミュージックステーションへ行った時、
(まーちゃんも一緒だった)
その日はエアロスミスもゲストでいることがわかっていて、
ワクワクして当時の旧テレビ朝日へ向かった。

着いたらいきなり廊下でスティーヴン・タイラーと遭遇!
なにやらスタッフと真剣に話し込んでいたから、
横目でガン見して素通りした。

リハも本番中もエアロにはがっちりSPガードで
近づけずだったんだけれど、
番組とかイベントとか裏で一緒になるなんて、
もう一生ないことだと思い、
生放送が終わってから一人玄関で待ってみることにした。
(まーちゃんは帰っちゃった)
どうやら和製エアロであるB'zさんと会食してるとかなんとか。
ともさかバンドはそこには呼ばれず。。

しばらくすると、ようやくエアロのみんながゾロゾロ出て来た。
そして僕は全員と握手してもらえたのだ。
すっごいみんな優しくていいヤツらだった。

数少ない握手してもらえて嬉しかった人 (たち) である。
ファンクラブの握手会とかじゃないもん!
って自慢した。

で、この新譜だが、
今のところまだ素晴らしい発見があるわけではない (苦笑) 。
もうちょっと何回か聴いてみようとは思うが、
サウンドが確立しちゃってる歴史の長いバンドが、
新しいカッコいいことを発表するのは難しい。

次。
ローリング・ストーンズで82年から30年間ピアノを弾いている、
チャック・リーヴェルのソロ・アルバム「back to the woods」
$藤井 理央のBlog
ストーンズ・メンバーから絶大なる信頼が置かれ、
一番テンポが正確なのか、
ライヴでは彼のカウント (ワン、トゥー、スリー、フォー! )
で始まる曲もあるくらい。
僕もそのピアノ・プレイから随分勉強させていただいた。
Statesboro Blues
Christmas

98年か、 (小笑)
3月に東京ドームにエアロスミスを観に行った。
なんと前から10列目くらいのとってもいい席で、
これはやった!と思って開演を待っていると、
何か周辺がザワザワし始めた。

すると僕の席のすぐ横の
通路挟んで同じ列に外人さんのグループ。
わおっ!
見るとローリング・ストーンズ・サポート・メンバー御一行様ではないか。
ストーンズ本体ではないとはいえ、
エアロファンの間でもすでにお馴染みの顔ぶれであり、
世界的なスター軍団と化していた。

そう、すぐ4日後に
ストーンズのライヴがここ東京ドームで行われるから、
来日してちょっと視察といったところだ。

ベースのダリル・ジョーンズ、
ピアノのチャック・リーヴェル、
コーラスのバーナード・ファウラーとリサ・フィッシャーに、
テナーサックスのボビー・キーズ、
トランペットの…。

そりゃあもう、通路挟んだ横が気になったが、
肝心のエアロスミスはと言えば、
音がワンワン鳴ってしまうバカでかい東京ドームでも、
10列目くらいだとスッキリバッチリ。
世界屈指のバンドをかぶりつきで聴くことが出来た。

そして、VIP待遇の方達がよくされるように、
アンコールを促す手拍子の中、
ストーンズ・サポート・メンバー御一行様はお帰りのご様子。
一人お目当てを決めろと言われたら、
やはりピアノのチャック・リーヴェルだ。

横を通り過ぎる時に、
手を差し出して、
「僕もピアノ弾きです。
あなたのプレイからたくさん学びました」
みたいなこと適当に言ったら、
ご機嫌な笑顔とともに握り返していただいた。

だって、大きな東京ドームで、
通路挟んで同じ列なんかでなかったら、
こんなことにはならない。
数少ない握手してもらえて嬉しかった人である。

なんだよ、昔話、
自慢にならない自慢話が長くなった。
いや、僕は会いたい人に会えるという点では、
ツイていることが多い。

で、このアルバムは
何人かのブルース・ピアノの偉人たちへ捧げる、
文字通りのご機嫌なブルース・アルバム。
チャック・リーヴェル本人が歌っているから、
ヴォーカルは黒人ブルースのようではないが、
キース・リチャーズ、エリック・クラプトン、
ジョン・メイヤーらがゲスト参加している。

そして、ぐっと古い名盤3枚。

ジョン・コルトレーン「Blue Train」
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若き日のコルトレーン1957年の録音。
こんなに古い録音のものが、
こんなにいい音で今も聴けるとは、
レコーディングとはありがたい。
Moment's Notice

コルトレーンはもちろん抜群だが、
今までちゃんと聴いたことのなかった
トランペットのリー・モーガンが盛り上がる。


で、他にもリー・モーガンが聴きたくなって、
アート・ブレイキー・ジャズ・メッセンジャーズ
「モーニン (Moanin') 」
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1958年の録音。いい音だ。
有名な、ンファッファ♭ラーラファード♭ミッファ~である。

↓同じメンバーによるライヴ映像 。



スヴャトスラフ・リヒテル「バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲」
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おそらく先日の吉田秀和さんの追悼番組の
インタビュー部分の最後に流れてたやつ。

1970年ザルツブルクはクレスハイム宮殿での録音なのだが、
残響が多く、マイクのセッティングがオフ (離して) なのか、
とても柔らかい音していて神々しい。
「やさしいピアノが聴きたい」 とか、
「やっぱりなんだかんだ言ってバッハよぉ」
と唸りたい方にオススメ。
Richter


そして最近の録音もの。鉄板3枚!
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シェール・ロイド (Cher Lloyd)「Sticks + Stones」
カーリー・レイ・ジェプセン (Carly Rae Jepsen)「KISS」
リアーナ (Rihanna)「Unapologetic」
いい曲、打ち込みがかっこいいトラック多し。
盛り上がるし勉強になる。


あ。
おまけ。というのはあまり聴いてないから。
ローリング・ストーンズ結成50周年記念50曲入りベスト「GRRR!」
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ストーンズ今まであまり聴いたことないという方にはいいかも。
古い曲もリマスタリングでいい音になってるし。
やんちゃなロックンロールバンド
というイメージしかない方には、
よく出来たいい曲も以外と多いこと発見していただけるかと思う。

新曲2曲が抜群にかっこよ、、ければよかったんだが、
まあ普通だった (苦笑) 。
歴史の長いバンドが、
新しいカッコいいことを発表するのは難しい。。
2005年から出ていないが、
“次回” (オリジナル・ニュー・アルバム) もあると信じ
「最新作が最高傑作」に期待したい。

そんなストーンズ。
↓97年のアンジェリーナ・ジョリー出演の僕の好きなやつ。
って、もうこれ15年前かーー。
音ちっさいからヴォリュームアップで!




今日は選挙も行ったし、
これからクラブ・ワールド・カップ決勝戦。
“チェルシーも主要メンバー変わっちゃってなぁ”
と、少し嘆いたりもしたが、
ちょっと見てるとまた愛せるチームになってきた。

コメント欄に、なるほど、
「デジタル化にレフェリー達が一番ホッとしているかも」
という話は面白いね。