パリ2日目。4月28日。
お馴染み凱旋門へ昇り、パリ市街を一望する。
凱旋門からは、
アホみたいに太いシャンゼリーゼ大通りを始めとする大通りが、
なんと12本も放射線状に伸びている。
つまりクルマは凱旋門へ着くと、
反時計回りにグルッと周回したのち、
それぞれの目的地へ散らばって行くのだが、
考えてみ。
車線も何もない円から12本だぜ。
上から見ていていると、
そこの道に入りたいヤツと、
その1本先に行きたいヤツとが交錯して大変。
実際にタクシーに乗って通った時も危ない危ない。
よくこんなもん成り立っているよ。
エッフェル塔方面。
ルーヴル美術館の対角線反対側、
グランダルメ大通りの突き当たりに新凱旋門。
フランス革命200周年の1989年に完成した。
かなたの新凱旋門から真っ直ぐ来て
ここ (旧) 凱旋門をくぐり、
そのままアホみたいに太いシャンゼリゼ大通りを行き、
コンコルド広場、チュイルリー公園を抜けて、
ルーヴル美術館の中庭のピラミッドに達するまでの、
8キロくらいが見事に一直線で結ばれている様は、
まさに圧巻の都市計画と言えよう。
凱旋門下のシャルル・ド・ゴール・エトワール駅。
次はラ・デファンスへ。
ここは東京における新宿副都心とでも言おうか、
先程の新凱旋門 (グラン・ダルシユ) をシンボルとしたビジネスの中心街。
ここから一直線↓にさっきいた凱旋門。
さらにその一直線先にルーヴル。
地下鉄でトロカデロ駅へ行く。
シャイヨー宮から見るエッフェル塔。
股下後方にシャン・ド・マルス公園。
ヒトラーもパリ占領時に記念写真を撮ったことで知られる。
トロカデロ庭園。
「理央。そこに立ちなさい。」
と、父はすぐに言う。
子供じゃないんだから。
子供か。
2年ほど前かな。
下北沢の美容院で、雑誌「Pen」で、
ジャン・ヌーヴェル (繭ブログ参照←そうでもないや)
が手掛けたケ・ブランリー美術館の最上階に、
エッフェル塔をどんと見上げるレストランが誕生、という記事を読んで、
「よし、いつか行ってやろう」と、
ケータイにメモっておいたのがここ↓である。
ケ・ブランリー美術館のレ・ゾンブル (Les Ombres) 。
夜は街のライトアップを見て歩き回りたかったから、
パリ・ビジネスマンに混じってのランチとした。
これぞフレンチ。(昨晩に続き) 。
そうだな、
夜のエッフェルを見上げてのディナーは新婚旅行でとしよう。
シーン。
駅舎が変身したオルセー美術館。
↑
僕のお目当ては、塔を上ったらいる、
このガーゴイル ↓ と呼ばれる、魔除けのための悪魔たち。
目には目を的な。
こいつらに会いたかった。ああ。やっと会えた。
こいつはルーヴル~凱旋門~新凱旋門の直線を見つめる。
ラルク・アン・シエルの「REAL」ってアルバムのジャケットに
(そいつそのものには会えず) 、
もしくは「アルマゲドン」のパリ崩壊のシーンで象徴的に登場する。
モンマルトルの丘のサクレ・クール寺院↓。
たくさんの人面像↑、奥にルーヴル。
フォーラム・デ・アル。
パリ中央市場跡地が総合ショッピング・センターに生まれ変わった。
ポンピドゥー芸術文化センター。
鉄パイプ好きにはたまらない。
ここで「先に帰ってるよ」と言う父と別れ、
ひとり地下鉄で北へ。
“モンマルトルの丘から望む夕日に暮れるパリ市街”
をイメージしていたのだが、真っ黒な雲。
この後ドンと雨に降られ、
傘を持って出てなかったので、軒下から軒下へ。
濡れながらエリック・サティんちを探したのだが
見つけられなかった。
しかし雨のモンマルトルもそれはそれで良かった。
地下鉄でルーヴル美術館へ。
この様子だと今晩中雨、
を覚悟したのに、なんとやんでいた。
あのピラミッドのある中庭に出る。
なんという広さ。
もうびーーーくりした。
一人で「なーんじゃこりゃー」を連発。
広さなんて、こんな写真じゃちっとも伝わらない。
みんなも行ってくれ。
なんてったってもともとルーヴル “宮殿” だもの。
ルーヴルのすぐ前にある小さな↓カルーゼル凱旋門。
その中に、おなじみ大きな凱旋門までのお気に入りの一直線。
コンコルド広場に立つオベリスクが見える。
クルマのヘッドライトとテールランプのかたまり。
今旅では美術館などの中に入る時間は到底ないと諦めており、
ライトアップされるのを待つ。
ううー寒い。
ので、歴史的な空間をカメラ抱えて走ってみたり。
徐々にライトが点灯してくる。
いやあよく歩き走り回ったこと。
写真撮りまくったこと。