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今年3月に行われた第85回アカデミー賞で作品賞に選ばれた映画です。
ずーっと観たいと思っていたけど、やっとwowowで観ました!!
この作品、実際に起きた事件を映画にしているので、結末は分かっているのに、最後までドキドキさせられた映画でした。
*以下、ネタバレ含みます。
1979年に、革命下のイランで起きたアメリカ大使館人質事件。そんな中、暴動直前にカナダ大使の私邸に逃げ込んだ6名を救出すべく、CIAがハリウッドと組んで無事6名を救出する事件を描いた映画。
監督はベン・アフレックで、同時に主演でもあります。
そして、制作にジョージ・クルーニーもたずさわっています。
それにしても、本当にドキドキさせられる映画だった。
まず、冒頭のイラン人が大挙として大使館に押し寄せてくるシーン。
一人一人の力なんて無力なのに、怒りに満ちた人が集まると、あんなにも抑えが利かない暴徒とかしてしまうのが、本当に恐ろしかった。
もうあの時点で、善悪の区別なんてあの群衆にはなくて、とにかく大使館を占拠する事しか頭になかったのだろうと思う。
そんな中、大使館の職員達は、逃げるよりも機密文書の破棄を優先させて、あわてて焼却作業にかかるが、途中で焼却機が故障して、シュレッダーにきりかえ捕まるギリギリまでその作業にとりかかった。
しかし、このシュレッダーにした機密文書。なんと、イラン人たちは、大勢の子供たちを借り出して、一つ一つの復元作業に取り掛かる。
この地道な作業の結果、人質にした大使館の職員と、実際に勤めていた大使館職員に、違いがある事に気づき、結果6名が逃げ出した事を突き止めてしまう。
更に、大使館職員の顔写真もシュレッダーのごみから復元させて、逃げた6名の顔写真を突き止めようとする。
そうした事がイランで起こっている中、アメリカではその6名をどう救出しようかが検討されていてた。
色々な意見がある中、最終的にハリウッドと組んで、架空のSF映画製作をでっちあげ、その撮影クルーとしてその6名を救出する事に決まる。
その作戦の中心人物が、ベン・アフレック演じるトニー・メンデス。
メンデスは、まずはハリウッドの知り合いにこの作戦を打ち明け、架空の映画製作だとばれないよう、徹底的にプロモーション等をおこなう。
このハリウッド側で実際にこの作戦を知っていたのは、特殊メイクの第一人者のチェンバース(ジョン・グッドマン)と大物プロデューサー(アラン・アーキン)のみ。
この二人、短時間で脚本を作りあげ、あっという間に制作発表記者会見まで開いてしまう。
ここらへんがアメリカならではだなぁと思ってしまう。さらに、ありもしない「スタジオ6」という部署まで作りあげ、常に連絡が取れるよう待機している。(←ここ結構重要)
更に、この作戦で非常に重要なのが、カナダの存在。
6人はカナダ大使の私邸に逃げ込んでおり、唯一カナダがこの6名救出作戦に協力的だった。カナダ政府は、この6名をカナダ人としてイランから脱出させるべく、本物のカナダのパスポートを作りあげる。
この6名のパスポートと、6名が成りすます架空の人物の資料とともに、メンデスはカナダからイランへ向かう。ばれたら自分自身もアメリカ人スパイとして、即処刑される覚悟で・・・・。
そうして、カナダ大使の私邸に到着したメンデスは、6名にこの作戦の事を説明するのだが、中には「危険すぎる」とこの作戦に躊躇する職員もでてくる。
そんな職員を説得するメンデス。
映画は、ここから更に緊迫感がましてくる。
でも、この作戦を躊躇する職員の気持ちが分からないでもない。
私だったら、たった一日で別の人物になりすます事なんてできない。名前から誕生日、どこで生まれどのように育ったか、またそれ以外にもカナダの歴史から現在の首相まで、すべて暗記するなんて無理だし、ましてや銃を突きつけた革命軍の前ですらすら説明なんてできるわけない。
緊張と恐怖でぼろがでてしまうに違いない。
そう考えると、この6人の精神状態はいかなるものだったのかと、考えずにはいられない。
そうして、職員を説得し実際に脱出する直前、本国からまさかの作戦中止の連絡が入る。
そんな事は露とも知らない職員6名は、ちょっとした宴を開いてイラン最後の夜を過ごしている。
それを複雑な表情で見つめるメンデスと、カナダ大使。
結局、メンデスは本国からの指示を無視して、作戦を決行する。
ここからが、この映画のクライマックス。
実際に飛行機が飛び立つまでのあの緊迫感は、結果が分かっていてもハラハラドキドキさせられた。
映画では飛行機が飛び立つギリギリに正体がばれて、革命軍が滑走路まで追いかけてくるのだが、現実はどうも違ったらしい。
こんなに緊迫しておらず、もっと穏やかに出国できたらしい。
だけど、これは映画。
私は、最後の最後までドキドキさせられたし、職員6名とメンデスの精神状態とか、群衆心理とか、色々な見せ場があり、私は楽しめた映画だった。
色々賛否が分かれるかもしれないけど、アメリカらしい映画でした☆


