8月の暑さは容赦なかった。
夜になっても35℃ を下回らない部屋ではPC の使用も最小限度。
目も暑さにやられて絶えず曇っていた。
このうち、暑さのほうは9月に入って今の通りで、目のほうはコンタクトの洗浄液を大奮発して解決した。
そんな8月の上旬、そして中旬に、見逃せない ある 写真展に出かけてきた。
唐戸桟橋からも近い、会場の(というより その)喫茶店は、(そこにあったん ! )というロケーションだけど
アンティークがにじみ出ていて タイムカプセルに納まったような気持ちになった。
重みのあるそんな窓越しに車が通ると、写真にはステンドグラスを通したような光が落ちる。
その中で 目を離さなかった一枚は、主役の女の子の輪郭の延長が
黒マットになった僕の頭の中に『過去の中の未来』 を投じてきた。
羨ましかった。
でも 帰り道、僕が出会った若き舞踊家さんも こちらの体内時間より早い発光体みたいでしょ?