モンテッソーリ教育実施園で30年以上現場で働く現役保育士、

母で、妻で、嫁で、ばあばにもなったrinzeです。

 

今日も読みに来てくださって、ありがとうございます。

 

先日、卒園児のお母さんとお話しまして・・・

 

1学期の成績表の話です。

 

懇談会でも、褒めてもらえて、

テストの点も100点ばかりとは言わないが、ほぼできていて

リレーの選手にもなったし、

水泳だって、記録会にもでて、

発表もできている。

宿題もいつもちゃんとしている。

 

なのに、

成績表が今ひとつ、納得いかないんですって。

 

あれ?
あんなに褒めていただけたのに・・・?

 

そう思っちゃう評価だったとか。

 

こどもには、よく頑張ったね。

そう言いましたけど、

あんなに真面目に頑張っているから、

もうちょっと、がんばってよかったと思える数字が欲しい気がする。

 

先生、どう思いますか?

 

という、なんて素直なお母さんでしょう。

 

母の立場として、わかります。

やっぱり、いい評価がでていると安心しますよね。

 

でも、他人さんからの評価なんてそんなものだと思いましょう。

 

私は、私の意見として・・・

 

先生の立場として、成績表をつけるとしたら、

 

95~100点なら5

80~95点なら4

50~80点なら3

 

と言うように、

「テストの点数によって何人でもその数字を書く」

というなら、ある意味公平かもしれません。

 

でも、きっと私の時代なら

5をつけられるのは、3~5人。

5をつけられるのは8人。

みたいに、人数制限があったと思います。

 

ということは、

仮に、100点が10人いたら

100点でも10人が5にはならないってことでしょ。

 

じゃあ、評価の差は何?

 

発表の回数?

手を挙げた回数?

正解を言えた数?

姿勢良く授業をうけている印象?

 

数字にならない日々の積み重ねを

数字化して、合算して、評価していく・・・

勉強態度の何をどうやって加算するんだろう。

 

先生のお仕事って大変だなぁ~と思います。

 

でも、成績表って、過去のこと。

最高だったら、これからも頑張ろうねって言うし

まだ上を目指せそうなら、のびしろあるから楽しみだねって言うし

まだまだだなぁって思えたら、よし、一緒に頑張ろうって言うし。

 

そこから、未来の自分はどうしたいかなって。

 

その評価の時よりも、
今日のあなたが素敵な人になってればオッケーでしょ。

 

成績表の数字を背負って生きている大人はいないけど、

日々の生きる姿の積み重ねを感じさせる大人はいっぱいいますよね。

 

そりゃ、いい数字もらってるとテンションあがるけど、

 

でも、おかあさん、

懇談会で褒めてもらえるいいお子さんでしょ。

お母さんも、いい子だと思ってますよね。

私も、ほんとに大好きなんです、お子さんも、お母さんも。

なんなら、ご家族みんな素敵ですよ。

 

お母さんが納得する数字になるように、

一緒に頑張るのも素敵です。

でも、数字にとらわれて、子どもにやらせ過ぎないで。

私は、その人柄で、周りに好かれ、大切にされるお子さんが

大好きなんですから。

そういう子育てをしてきた

お父さんとお母さんを尊敬するよ。

 

1時間くらい話したでしょうか。

 

私の考えですよ。

もっと他のアドバイスもあるでしょう。

 

私は、幼稚園の先生ですから、

子どもたちを数字化しないでいいので助かります。

私だったら、悩んで悩んで、数字化できないかもしれません。

 

幼児教育なので、

こんなことができるようになってますよ。

こんな素敵な場面に出会いましたよ。

こんなかわいいことを言ってましたよ。

もう少しで、できるようになりそうです。応援しています。

こういうことを一緒にしてあげていたら、もっとよくなりますよ。

 

そういうことばかりで、成績表をつけません。

私に小学校の先生は難しそうですね。

 

うわっ、現実はそんなに甘くない!っていわれちゃいますか?

 

最後まで読んでくださってありがとうござました。

 

今日のご縁に感謝いたします。