モンテッソーリ教育実施園で30年以上現場で働く現役保育士、

母で、妻で、嫁で、ばあばにもなっているrinzeです。

 

今日も読みに来てくださって、ありがとうございます。

 

今日は、卒園児とお母さんが来てくれました。

3年間、電車通片道2時間かけての高校生活を無事終えましたって報告でした。

 

片道2時間!!!

往復4時間!!!

しかも、普通列車。

え?特急じゃないの?

「いえいえ、我が家は一般庶民ですから。」

「わかってても行きたい高校だったので・・・。」

 

朝は、5児半過ぎの電車に乗って、

帰りは、19じ過ぎ。

試験前や、なにかあると22時すぎになるんですって。

田舎だから、1時間に1本しか電車がない。

乗り遅れたら、1時間後。

 

この過酷な通学を3年間。

 

「え~~~、がんばったねぇ。」

 

でも、本人も頑張ったけど、おうちの人も頑張ったはず。

お母さんは絶対頑張ったよ。

 

このハードな通学をする我が子をサポートするのに、

朝ご飯の用意のために、

早起きするし、栄養だって考える。

夜ご飯だって、

疲れて帰ってくる我が子に

疲労回復のための食事や心の安定を考えるだろうし。

 

頑張ってる姿をサポートするのは、

自分が頑張るより、

実はもっと気を遣うし、からだも使うよ。

 

「お母さんも頑張りましたね。」

 

って言うと、

 

「あ、先生、わかってくれる?

 私も頑張ったんよ。一緒に、よう頑張った。」

 

そう言って笑ってました。

 

「ほんとほんと。お母さんがいなかったら、
 なかった3年間だったと思うよ。お疲れさんでした。」

 

私は、そう言いながら、おかあさんとも抱き合いました。

 

4月からは、傍で一緒に頑張れんから寂しくなるわ。。。。

 

赤子の時は手をかけて、

動き始めたら声かけて、

自分で考え始めたら、目をかけて、

遠くに離れたら気にかけて・・・

 

だね。

離れたからって、心が離れるわけじゃないから。

 

親は、子どものお尻を叩いて頑張らせるじゃなくって、

したいことを頑張れるように、

一緒に、近くで、遠くで、支えていくんだよね。

そうできることが嬉しいんだよね。

けっして、子どもにさせられてるんじゃないよね。

自分がしてあげたいと思っちゃう。

だから、しすぎないように。

だって、自分の気持ちを満たすためにサポートするんじゃない。

子どもの気持ちを満たしたくてサポートするんだもん。

 

そんなことをしみじみと話しました。

 

rinzeの『子育て親育ちサロン』でも、

しなきゃいけない、じゃなくて 

こうできたらいいな、をしていく。

そんなことをシェアしたりしながら、

なりたい自分になる方法を見つけていきます。

3人の子育てを、必死になりすぎた失敗経験、

長い保育士経験から、多くの親子関係を見てきて

学んだこと、気づいたことなどから

大切な子どもたちと笑顔でいられる、

そんなお手伝いをしています。

 

最後まで読んでくださって ありがとうございました。

 

今日のご縁に感謝いたします。