保育士で、妻で母で嫁のrinze2です。
今日も読んでくださってありがとうございます。
モンテッソーリ園では、縦割り保育を実施しているところが多いです。
『縦割り保育』とは、
異年齢の子どもたちが同じクラスで、
一緒に生活をします。
大勢の兄弟姉妹がいる感じでしょうか。
4月は、クラスに新入園児がはいってきて
なんとなく落ち着かない雰囲気です。
トイレの使い方も、
ロッカーに自分の荷物を片付けるのも、
ぬいだ靴を、自分の靴箱にしまうのも、
タオルかけにタオルを掛けるのも、
手を洗ったら、ポケットからハンカチを出して手を拭くのも、
家ではしていなかったことが
毎日の園生活にはいっぱいです。
新入園児 年少の○子ちゃん。
甘えん坊で、泣き虫で、
おうちでは一人っ子で、
優しいお母さんが、いつもそばにいてくれたから、
園にくると、さみしくて仕方ない。
○子ちゃんは、しくしく、涙がとまりませんでした。
そんなある日
○子ちゃんは●香ちゃんの隣に座りました。
●香ちゃんは一人っ子の年中さん。
誰かのお世話をした経験があまりないのです。
グズグズ泣きながら座る○子ちゃんに、
どうしていいのかわからないけど、
ほぉっておいたらいけない気がして、
そわそわしながら、頭をそっとなでたり、
ハンカチで涙をふいたり・・・
●香ちゃんは、
「わたし、小さい子のお世話したことないんよ。」と○子ちゃんに。
(小さいといっても一つ違いだけどね)
「私も、ほんとはママがいいんよ。」
「ねえ、これって、ずっと続くからね。」
(え?●香ちゃん、そんな風におもってた?)
「そばにいるだけでもいい?」
○子ちゃんは、●香ちゃんのブラウスの袖を握っていました。
もうすぐ1ヶ月。
○子ちゃんはあんまり泣かなくなりました。
●香ちゃんは、小さい子のお世話が上手になりました。
たとえば、
ボタンを留めるのを手伝ったり、
帽子を被せてあげたり、
一緒に手をつないで、トイレに誘ったり。
「大丈夫だからね。」と。
●香ちゃんは、
自分が1年前に優しくしてもらったことを思い出して、
○子ちゃんにしてあげています。
子どもたちの優しさは、循環されます。
●香ちゃんは、
おうちでは経験できないような、小さい子との関わりを、
○子ちゃんのおかげで、経験しています。
自分が役に立っていることが嬉しそう。
○子ちゃんは、
今年、たくさんの優しさをもらって、
来年まわしてあげられるように、蓄えておくんだね。
自分が経験したことは、
次への経験につながっていく・・・・・
いい経験をしてほしいなぁ。
どんなに親がそばにいてあげたくても、
いつか、親のいないところでの経験が始まります。
そのとき、
どんなふうに関わっていったらいいのか
不安になることもあるでしょう。
親だって、
親としての経験は子どもの歳と同じです。
一緒に成長していきたいですよね。
モンテッソーリ園30年以上の経験をもち、
我が子3人を育てた保育士です。
親の言葉や、関わりは、
子どもの価値観や人生を変えると思っています。
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最後まで読んでくださってありがとうございました。