保育士で、妻で母で嫁のrinze2です。

 

今日も読んでくださってありがとうございます。

 

 

 

年長さんが春のお茶会を開きました。

 

お茶室に、赤い毛氈を敷いて、

おうちの人をお招きして、

御抹茶で御接待します。

 

まずは、お菓子を・・・

お盆には、懐紙にのせた花をかたどったお菓子。

 

「お菓子の御名は?」

「桃の花でございます。」

 

続いてお茶です。

 

畳の縁を踏まないように

足を滑らすように

こぼさないように

 

大好きなおうちの人の前で

片足ずつひいて

バランスよく座ります。

 

お茶碗を置いたら、

一膝ずつさがって

指をそろえて、頭をさげて

「お茶をどうぞ。」

「ありがとうございます。」

 

この一連の所作。

 

年長さんになってお茶のお稽古を始めて、

1年経って、いよいよ

おうちの人を御接待することができました。

 

お扇子をひとさしずつ動かしてのお席入り。

 

手のひらの、懐紙にのったお菓子を

楊枝で割っていただく。

 

お茶碗を回して、

正面をよけて飲み、

口をつけたところを指先でぬぐい

正面に戻して、お茶碗を愛でる。

正面を相手に戻して、お礼を伝える。

 

お作法がわかることが目的ではないのです。

このお作法の中にある、

心を込める ということを知ることが大切なのです。

 

お床に飾られた花から季節を感じる。
(今や、季節を問わず花がありますね)

お菓子の御名からも季節を感じる。

(楊枝でお菓子を割ることは、最初はとても難しかった)

お茶碗にも正面があることを知る。
(お客様が喜ばれるように・・・)

きれいにお茶碗を持つには指先に意識をむけないとできません。

(指先をそろえて、お茶碗に添えて)

お茶をこぼさないように運ぶには、体幹がないと難しい。

(最初のうちは、よくこぼれて小帛紗を濡らしました)

お茶を持ったままでも、足先の畳の縁を意識する。
(畳の生活が少なくなって、縁の存在も薄くなっています)

 

簡単そうで、子どもには、たくさんのチャレンジです。

 

一つのお菓子と一杯のお茶に込めたおもてなしの心。

今まで知らなかった、心の表現です。

(現代っ子は、スナック菓子やペットボトルがイメージです)

 

落ち着いた空気の中で、じっくりと味わう。

それは、

季節と香りと味と心と丁寧な言葉。

自分たちが生まれ育つ『日本』の伝統の心を

ほんのすこしだけど知る。

 

おうちの人からは

「初めてのお茶席でした。」と言う方も。

「私の方がどきどきしました。」

「お茶碗を回すの忘れて、子どもから、まわしてって催促されましたよ。」

「あんなふうに真面目にお運びできるなんて・・・」

「たまにはこういうのいいですね。見違えました。」

 

丁寧に伝えれば、

しっかりと受け止める。

 

すぐにできなくても、

少しずつできるようになる。

 

お作法は忘れてしまうかもしれないけれど、

経験は、見えないけれど、心の中に残るはず。

 

お茶のプロを目指して欲しいんじゃないんだよ。

この時間の中に流れていた大切なものを

どうか、心のどこかにとどめておいて。

 

最後まで読んでくださって ありがとうございました。