モンテッソーリ教育実施園で30年以上現場で働く保育士

母で、妻で、嫁で、ばあばにもなっているrinzeです。

 

今日も読みに来てくださって、ありがとうございます。

 

先日の光景です。

 

棚に置いてあった水差し。

なかにはお水がはいっています。

 

親子連れが来ました。2歳さんくらいかな・・・

 

ちょうどお子さんの目の高さくらいにある水差し。

気がつかない訳ありませんよね。

これくらいの時期、

なんでも触りたいし、

自分でやってみたいし、

これなんだろうってわくわくしてますし。

 

すぐにトコトコって歩いて水差しに手を伸ばしました。

 

あっ!!!!

 

上手に両手を水差しに手をかけましたが

 

あ!の声にびっくりしたのか、

声がなくても、なのか、

 

バシャッ

 

水差しは倒れて、水がこぼれました。

 

あ~~~~

大丈夫?

 

ダメじゃない!!!勝手に触ったら!

もう!ほら、こんなになっちゃって。。。

 

とお母さん。

床にも水。棚にも水。服にも水。

 

だよね~~

 

お子さまはたくましい!

こぼれた水を両手でパシャパシャ。

 

もう、やめて!!!

 

大人の気持ち、よくわかります。

ほんとに、予期せぬ出来事に、

もう困っちゃう~~~って感じでしょ。

 

別に今のところ命に関わることでもない

傷もない

ま、濡れたから、風邪引く可能性ありかな

水差し割れてないから、怪我もしない。

 

でも、いやよね

 

 

さて、子どもの気持ちは・・・?

 

あれ、なんだろ(水差し)、触ってみた。

あ、倒れちゃった。(でもその意味はわかんないし)

あれ、水出てきた。おもしろいじゃん

きゃはっ、ピシャピシャだ

たのし~~

 

こんな感じでしょうか。

 

服が濡れたって、へっちゃらですよ。

 

水差し倒れて、水が出てきて

「うわっ、やばい!!!」

なんて思い始めるまでは

何回もこういう経験をするか、

たった数回でも、こっぴどく怒られて恐怖を覚えるか。

 

 

こんな時は、お水を拭かなくっちゃ・・・

お雑巾かタオルか、ふくものないかな・・・

 

かな。

 

失敗なのかもしれないけど、

だからどうするのか、を知ればいい。

 

大人の感情を大事にします?

子どもの感情を守ります?

 

どちらが未来を輝かせる?

 

おおげさな・・・とお思いでしょう。

 

でもね、一つひとつの経験は

必ず子どもの心の成長につながると思います。

 

覚えていようが、覚えていまいが、

ちゃんとその子の意識のどこかに残ります。

 

考え方の違いで、

みなさん、それぞれだと思います。

正解もないでしょう。

 

ただ、

大人の対応・言葉・表情が変わると

子どもの未来は変わります。

子どもが幼ければ幼いほど、
心の奥深くにとどまっています。

 

だからこそ、rinze の『子育て親育ちサロン』では

子どもを育てる大人こそが

親として成長できるように

なりたい親になれるように

分かち合いの時間を大切にしています。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

今日のご縁に感謝いたします。