11/15(日)Dúlarinnワンマンライブ
11/15(日)東京・巣鴨でおよそ二年半ぶりにDúlarinnワンマンライブを開きます。会場のレソノサウンドで演奏させて頂くのは今回が初めてですが、実はこの場所には開業前からご縁があります。十数年前、診療所の跡地として、この建物内に現在のようなスタジオが全く整っていなかった頃、僕は北欧音楽関係の友人に連れられてここを訪れました。その日はオーナーの松岡さんご夫妻と一緒に楽しくお茶をご一緒させて頂きました。一階はまだ診療所の名残りが濃く、医療器具さえ残されているほどでした。その中にもう捨てられるばかりの古びた避難用ヘルメットがありました。「よかったら持って帰って下さい(笑)」という松岡さんのお言葉に、僕は本当にそれを頂いてしまいました。後日Eggman tokyo east(岩本町)でソロ出演した折、「Tunnel Tigers」という曲でこのヘルメットを被って演奏しました。これはアイルランドの労働者たちがロンドンで地下鉄のトンネルを掘っていた頃の哀愁漂う、しかしとてもエネルギッシュな歌です。アイルランド北西部ドニゴールのDungloeにはTunnel Tigersのモニュメントもあります(僕はこの町で目にバードシットを喰らいました)。ちなみにこの曲に出会ったのは2000年、オカロランの墓があるKeadueのハープフェスティバルでショーン・キーン(ドロレス・キーンの弟)がコンサートで歌っているのを聴いた時のことです。
さて、ヘルメットを被ってハープを弾き歌う僕を見て、そのライブの対バンで出ていた権藤英美里氏はなんと好印象を持ってくれたそうです。普通なら敬遠されてもおかしくない振る舞いだったと自分でも思いますが、そんな寛大でノリのいいメンバーのおかげでDúlarinnを始め、11年も続けてくることができました。もしかしたらあのヘルメットがなければこのバンドは生まれなかったかもしれません。それにしても診療所の跡地だったあの建物がこんなに素敵な空間に生まれ変わるとは。Dúlarinn誕生のきっかけを作った(??)レソノサウンドでの演奏、ありったけの感謝の気持ちを込めて、良いコンサートにいたします。ぜひお見届け頂けましたら幸甚です。
