このブログを読んでる方で、実車でのスリックタイヤ経験(もちろんサーキット)をお持ちの方はどのくらいいるのだろう?
自分はオートバイの経験ではありますが、同じバイク(GPZ900R)にツーリングタイヤ、ハイグリップタイヤ(溝付き)、レーシングタイヤ(溝付き)、スリックタイヤ・・と様々な種類のタイヤを履かせて公道、サーキットそれぞれを走り込んで来た経験があります。
最近参考にさせて頂いてるマニヲさんのブログで非常に興味深い記事が。
これ、考察するととても面白いと思ったので書いてみます。
ゴムのコンパウンドでグリップさせる、タイヤの構造(たわみとか剛性)でグリップさせる、溝を深く彫って表面をグニャらせてグリップさせる・・・と、タイヤをグリップさせるには様々な方法があります。
ママチャリのタイヤや、カブのタイヤとかは排水性も狙ってますが、主に細い接地面の小さいタイヤでもグリップ感を出す為に敢えて深い溝を掘ってグニャらせてグリップ感を出してます。
コンパウンドが固くてもこの方法なら全天候で安定した走りを実現できます。
その代わり乗り心地はフワフワしていたり、もちろんサーキット走行には向いて無い。
速度を上げると一気に破綻します。限界が低いんですね。
一方、自分が乗り込んで来たハイグリップタイヤ(溝付き)やレーシングタイヤ(溝付き)では、溝が浅くなり変形しにくくなりますが、その分はコンパウンドがレーシングになったり剛性によってグリップを確保してます。
想定荷重や走行スピードが非常に高く設定されるので、ある程度技量の高い、タイヤに荷重を掛けられる人にしか使いこなせません。
そう、ほとんどのライダーはこのタイヤを100%使いこなす事は難しいのです。(自分も含め)
恐らく大多数のライダーにはツーリングタイヤ(もちろんスポーツ寄りのね)が最も適したタイヤになってます。
そしてスリックタイヤ。
このレベルになると事前にウォーマーで熱を入れつつ、思い切りタイヤに荷重を掛けないとグリップしてくれません。
逆に適切に荷重を掛けられると、マジでどこまでもグリップ感が続き、無敵の安定性と旋回性を引き出してくれます。
自分はレース人生の後半、数年しかスリックを使っていませんでしたが、多少なりとも性能を引き出せると物凄く気持ち良くサーキットを周回出来た記憶があります。
はい、ここまでが実車(バイク)の体験です。
そして、この体験をミニRCやミニッツに当てはめてみると、改めてタイヤの重要性、またミニッツタイヤの限界・・・みたいなものが浮き彫りになって来ます。
恐らく現代の環境において、ラジアル30の構造自体が限界に達しているのだろう・・と言う事です。
ある意味、カブのタイヤのような構造をしているミニッツタイヤだとタイヤが捩れてしまい、エキスパートドライバーなら御する事が出来ても、我々のような一般ドライバーには挙動が不安定過ぎて上手く運転する事が出来ません。
これは特にリアタイヤの挙動に顕著で、ダイレクトドライブ車と言うリアトーが付かない限界も合わせてミニッツの運転を難しくしています。
良くミニッツはフロントタイヤがキモ、と言われますが、逆に言うとリアタイヤが不安・・と言う事の裏返しだったりします。
コンパウンドの固い、溝の深い今のタイヤだと低速では良いのですが、高速になるほど、タイヤに荷重を掛ければ掛けるほどタイヤがグニャって運転が難しくなります。
カブをフルチューンしてパワーアップし、ノーマルタイヤでサーキットを走るとどうなるか・・・と同じ状況ですね。
一方、溝を薄くすると今度は既存のコンパウンドが固すぎてよろしくない。当然巻きます。
恐らく20にしてもまだウレタン路面にはマッチしないと思います。
ミニッツのタイヤには、何か根本的に足りて無いものがある気がする・・・
良くグリップが足りなくて巻いた・・とか、自分も思った事がありましたが、果たしてグリップとは?
それはコンパウンドが足りなかったのか、それともタイヤの表面が捩れて挙動を乱したのか・・・
リアタイヤが新品でも巻くときはありますよね・・・
グリップ・・と一言では言い表す事が出来ない、様々な要因があると思います。
(特にラジアル30の溝付きだと)
ではどうすれば良いのか?
恐らく、海外のパーツメーカーはこの命題に対して10年以上向き合い、最近のタイヤはコンパウンドが柔らかい溝の浅いハイグリップタイヤが主流となり、またスリックタイヤも増えている・・と言う状況では無いかと思います。
溝が浅かったり、スリックだとタイヤの変形が一気に減り、マシンの挙動が安定するのです。
8分の1エンジンカーがスポンジスリックなのも何となく理解できます。
ミニッツのタイヤは完全に進化を止めてしまい、恐竜のように以前のままずっと同じです。
その間に海外のメーカーはどんどん技術革新を続け、試行錯誤をしながらも徐々に良いモノを作ってきました。
今後もどんどんその差は開いて行く状況です。
果たして、これをどう解決すれば良いのでしょうね?
世界中の最新のミニRCを楽しめる良い時代になったな~と嬉しく思う一方、日本人として20年前位の日本の家電メーカーに対するモノ(もう今は・・・)と同じような危機感を感じています・・・・

