ここ1年ほどはオイルダンパーをとっかえひっかえしながらセット出しをしています。

次第に何が良いのか理解出来て来たのでシェア出来たら。

かなりマニアックなネタですがw

 

自分の原体験はこの手のレーシングガスショック。

オーリンズに始まり、長く愛用していたのはイギリス製のクアンタムで全ての所有バイクに装着し、長年メンテしながら使ってました。

減衰の必要性、メンテナンスの大切さはこの時代に培われたものです。

 

ラジコンのショックはまだまだ非常に原始的な構造なので、少しでも減衰コントロールを向上させるべく、細かい事を色々やっています。

オイル漏れによるエア噛みやシャフトのガタを減らす。

特にピストンのガタは致命的なので、スムーズにストロークする為に必死にチューニングします。

 

アルミのシリンダーは真円度が高いので、ある程度チューニングできると樹脂製よりも性能が向上します。

ようやく最近モノにする事が出来て嬉しい感じw

 

減衰は高めが良いのも分かって来ました。

どうしてもバネを固めると戻しも速くなりますが、出来たらストロークスピードをゆっくり動かしたい。

そうするとバネレートを高める方向では無く、減衰力を上げる方向が吉。

最近はオイルもどんどん固目になっていますね。良い感じです。

 

あとは大気開放。

パッツンダンパーもアリかもですが、自分は余り好みでは無く、エア圧で戻ってきてしまうよりはアクセルを開けて戻す方向が自然だと思ってます。

減速時にパッツンで、加速時に一気に戻ってしまうのは違和感がありますね~逆なら良いんですが・・

オーリンズよりダンパー内のガス圧が低圧ガス仕様のクアンタムを愛用していたのも同じ理由ですね。

ストローク初期のスムーズさは圧倒的でした。

オイルの抵抗のみでストローク時の抵抗が生まれる方がセッティングも楽で分かりやすいので、自分は大気開放にして行きたい。

3つあるうち、まだ1個しかテストしてませんが、その内3個とも大気開放にするかも。

この辺は試行錯誤を繰り返して行きたいですね~

 

バネや空気バネだけではどうしても路面へのトラクションが安定せず、究極的にはレスポンスとトラクションのトレードオフとなるサスペンションセッティング。

好みがかなり反映する部分でもありますが、凝り出すと際限無く凝れる楽しい部分です。

 

まだまだやれることがありそうなので、楽しみですね!