「フェンタニルやっちゃった……。もうフェンタニル最高!」

 5月8日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』。

 

 首の手術から2ヶ月ぶりに復帰したマツコ・デラックスの口から飛び出したのは、あまりに不穏な言葉だった。

 マツコが絶賛した「フェンタニル」とは、本来、末期がんの鎮痛などに使われる強力な合成麻薬。

 

 だが今、この薬名は世界中に戦慄を与えている。

 

 米国では不法に精製されたものが「ゾンビ麻薬」として蔓延。

 

 依存性と毒性が極めて高く、服用者が道端で虚脱状態になる光景が社会問題化し、年間7万人以上の死者を出している“史上最悪の薬物”なのだ。

 もちろん、マツコが使用したのは正当な医療行為としての投与だ。

 

 しかし、その「感想」があまりに生々しかった。


「手術後、無痛よ。怖いの。一回も『痛っ!』がないのよ」


 あまりの快楽……もとい、鎮痛効果に、マツコは担当医にこう詰め寄ったという。


「最後、泣きの1本を追加してもらったわ。『もう1本!』って言って」

 この禁断の“おかわり”要求に、相方の有吉弘行も思わず「ゾンビになってたら大変だった」「大きな声で言わないほうがいい」と顔を引きつらせたが、マツコは止まらない。

 

 退院まで無痛だった現代医学の恩恵を「最高」と連呼したのである。

 さらに、この日のマツコは“毒”も絶好調だった。

 

 入院中、基本的にはお見舞いを断っていたというが、それでもやってきた面々に対し、


「行くことが立派な行為だと思ってる人たちが来たんじゃない?」


「恩を着せてるつもりなのかしら」


 と、バッサリ。

 

 術後の痛みはフェンタニルが消してくれたようだが、マツコ特有の「心のトゲ」までは中和されなかったらしい。

 死の淵(?)から生還し、最強の鎮痛剤という“武器”の味を占めて帰ってきた女帝。

 

 テレビ界のゾンビ化を防ぐのは、彼女の毒舌だけかもしれないが、あまりの危うい発言に、関係者はヒヤヒヤさせられ通しである。