「プ~ン……」というあの不快な羽音に、夜も眠れずイライラが爆発! そんな季節が今年もやってくる。

 

 世の中には「天然成分配合」のブレスレットや「光で寄せる」殺虫器、お洒落なキャンドルなど、ありとあらゆる蚊よけグッズが溢れているが、ちょっと待ってほしい。

 

 実はその多くが、あなたの財布を軽くするだけで、蚊には痛くも痒くもない「気休め」かもしれないのだ。

 米Lifehackerのシニアエディター、ベス・スカレッキ氏によれば、巷に溢れる代替品の多くは効果が薄いという。

 

 例えば、シトロネラキャンドル。

 

 普通のロウソクよりマシという程度で、劇的な効果は望めない。

 

 手首に巻くリストバンド? 手首周辺は守れても、蚊は無情にもあなたの足首や背中を狙ってくる。

 では、一体何が「正解」なのか。

 

 科学的根拠に基づいた「蚊を本当に寄せ付けない方法」は、驚くほどシンプルに集約される。

 

 それが「防虫スプレー」と「扇風機」の最強タッグだ。

 まず、肌の露出部を守るには防虫スプレーが不可欠だ。

 

 ここで重要なのは、成分表示を凝視すること。「ディート(DEET)」、「ピカリジン」、あるいは「レモンユーカリオイル」が明記されているか。

 

 これらが入っていない「自称・天然由来」のスプレーは、蚊にとってはおやつ程度の刺激しかない。


 特にディートは、長年「体に悪いのでは?」という噂が独り歩きしてきたが、EPA(米国環境保護庁)のレビューでも、正しく使えば安全であると結論づけられている。

 

 傷口に塗るような無茶をしなければ、これほど頼もしい味方はいないのだ。

 さらに「体に何も塗りたくない」というワガママなあなたに朗報だ。

 

 実は、ホームセンターで売っている2000円程度の「扇風機」こそが、最強の防虫ガジェットなのである。


 意外に知られていないが、蚊は飛行能力が極めて低い。

 

 微風が吹くだけで、彼らはターゲット(あなた)にたどり着けなくなる。

 

 蒸し暑いテラスでビールを楽しむなら、高級な蚊よけグッズを買うよりも、扇風機のスイッチを「強」に入れる方がよっぽど合理的というわけだ。

 もちろん、庭の水たまりを掃除して繁殖を防ぐといった「地道な努力」も大切だ。

 

 しかし、今すぐ目の前の蚊をなんとかしたいなら、答えは決まっている。


 長袖・長ズボンで我慢するなんて夏らしくない。

 

 ショートパンツで夏を満喫したいなら、頼れるスプレーをシュッと吹きかけ、扇風機を回せ。

 

 それだけで、今年の夏は「痒み」知らずのパラダイスに変わるはずだ。