今年3月にがんを発表をして以来、アデレード・コテージで化学療法を続けていたと伝えられるキャサリン皇太子妃が6月15日、国王チャールズ3世の公式誕生日を祝うイベント「トゥルーピング・ザ・カラー」で約6か月ぶりに元気な姿を見せた。

 帽子に白のひざ丈ドレスで登場した妃は、若干痩せたように見えるものの、美しさは健在。

 

 皇太子、子どもたちと共にバッキンガム宮殿に向かいパレードをバルコニーから鑑賞。

 

 チャールズ国王とも親しげに言葉を交わす姿に、国民からは喜びと安堵の声が上がった。

 ところが、そんな感動のシーンから数時間前、という絶妙なタイミングでSNS上にアップされたのが、メーガン妃が立ち上げたライフスタイルブランド「アメリカン・リビエラ・オーチャード」の商品写真だった。

 

 同日、インスタグラムに商品写真を投稿したのは、有名ポロ選手でヘンリー王子の友人でもある、イグナシオ・“ナチョ”・フィゲラス氏。

「同氏が投稿したのは、ビン入りのラズベリージャムと犬用ビスケットで、同氏がメーガン妃のブランドをPRするのは、前回のイチゴジャムに次いで2回目。メディアの取材に対し、ヘンリー王子夫妻の関係者は『むろん悪意などなく、偶然アップされたのがこの日だったということ。SNSで紹介することはお願いできても、投稿のタイミングまで指示はできない』とコメントしています。ただ、メーガン妃がこれまでにも皇室行事の際にアクションを起こしてきたことは有名な話で、一部では『当日また何かやらかすのでは』との噂もあったようです。皮肉にもそれが的中してしまったというわけですが、イギリスでは『皇太子妃が公務復帰に自身のブラントPRをぶつけてくるなんて、恥さらしもいいところだ』と大バッシングが起こっています」(英王室ウォッチャー)

 確かに、これまでにもメーガン妃によるバッティング伝説は枚挙にいとまがなく、妃がブランドの立ち上げを発表した今年3月14日も「ダイアナ・レガシー・アワード」の授賞式当日。

 

 遡れば、メーガン妃が妊娠を明かにした2018年10月も、ユージェニー王女(チャールズ国王の弟・アンドリュー王子の次女)の結婚式だった、という前歴がある。

「21年3月には、英国でエリザベス女王のスピーチが放送された数時間後、米国でヘンリー王子とともに王室内の人種差別的発言などを暴露したインタビュー番組が放送され大問題に。夫妻がSNSで王室離脱発表したのも、キャサリン妃の誕生日にあたる1月9日。ここまで続けば、もはやこのバッティングは偶然だった、などと素直に納得する人間はいないはず。今回のブランド品PRもメーガン妃の仕掛けだった可能性が極めて高いと言われていますが、致し方のないところです」(同)

 王室を離脱し、もう関わりたくないというスタンスをとり続けるも、いまだことあるごとに自身のPR等にぶつけてくるメーガン妃には矛盾さえ感じる。

 

 むろん、今回の「トゥルーピング・ザ・カラー」に夫妻は招待されていないが、このPR作戦でまたもや彼女のバッティング伝説に新たな1ページが加わってしまった。