ふと、大相撲九州場所を見ながら、「そういえば、財団法人日本相撲協会の新制度移行ってどうなったんだろう?」と思い出しました。


 この件については、問題意識等をこのエントリー に書きましたので、そちらを参照ください。日本相撲協会の(現在の)財団法人としての公益性は実は興業の部分にはなく、「相撲の普及」という部分です(寄附行為上もそうなっています。)。


 いずれにせよ、期限は今年11月30日です。内閣官房の公益法人関係部局は、もうほぼすべての公益法人の移行は終わっているはずです。残すところはあとこの日本相撲協会くらいではないかと思います。何の判断もないということはあり得ません(その場合、協会自体が解散になるので)。


 誰も気に留めていないネタですけど、九州場所が終わるくらいのタイミングで何らかのお沙汰があるでしょう。ここ数年、様々なコンプライアンスが問われてきた同協会が「新公益財団法人」にきちんと移行できるかどうか、出来る場合、内閣官房はどういう判断でそうしたのか、注目です。


 仮に出来ない場合(あまり想定されていませんけど)、一般財団法人になるわけですが、それでも宮内庁は(公益性のない団体に対して)天皇賜杯を出し続けることが出来るだろうかという、非常に難しい問題が生じます。


 あまりに渋いネタですいません。