年末は街宣等どんどんやろうと思っていたら、どうも体調を崩していることが多く、あまりアクティブになれませんでした。一年間の疲労がドンと来たのかもしれません。ただ、ここで無理をするとえてしてろくでもないことになるので大人しくしています。


 今年、政界には色々なことがありました。それについて論評すべきなのでしょうが、今日は個人的な話からスタートです。このブログには書きませんでしたが、今年は結婚式と披露宴をやりました。結婚してからそろそろ3年になります。結婚式と披露宴は積年の課題でして良かったと思います。特に披露宴は1000人近い方にお越しをいただき、感謝、感謝でありました。また、来年1月(もうすぐなんですが)には第一子を授かる予定です。個人的には一番大きな出来事です。


 さて、ここからは政治めいた話になりますけども、これから産まれてくる子どもが直面する世の中というのはどういうものなのかなということを最近、よく考えます。今、日本の人口ピラミッドは下が窄んだ釣鐘型です。ということは、この人口ピラミッドを前提にすると、これから30年くらいは社会保障負担で地獄の日々を過ごさなくてはならないということになります。現役世代が減り、高齢者が増える、ともかく地獄のような30年をどうやり過ごすかというのが、これからの政治の最大の課題なんだろうと思います。


 妙案はありません。ここではあまり深入りしませんけども、私は外国人労働者をかなり大規模に入れるために大幅な規制緩和をするしかないだろうというふうに思います。「日本にとって有益な人だけ、日本に来てもらう」というのが理想ですが、そんなことが上手く行くはずもありません。ある程度のカオスを恐れずに、ともかく人口ピラミッドの窄んでいる部分を補いながら地獄の30年をやり過ごすしかないと思っています。


 これは現下の不景気からすると、外国人労働者を入れる話はポイントがずれていて、もっと雇用を日本の若い労働者に提供すべきという論調になりそうです。ここはマクロとミクロ、長期と短期の違いでして、ミクロの短期的な話としては、今、外国人労働者を入れるような時期ではないと思うでしょうが、マクロで長期的な視点からは何処かで人口ピラミッドの窄んでいる部分をペタペタと補わなくてはならないわけです。ここはとても争いがあるはずです。ただ、私の頭の中で上記以外の解が出てきません。


 そして、もっともっと多くの日本人は海外に出て行くべきですね。私は産まれてくる子どもは「中学校くらいまでは地元で」とは思いますが、それから先は「好きにしなさい」という気分です。日本は今、とても内向きだなと感じます。日本人は「国際交流」という言葉が好きですが、本当に「交流」している人は稀です。やはり、ある程度の英語の知識が身に付いたらどんどん海外にチャレンジしていく気概が必要です。その中から、日本に戻ってきたくなったら戻ってくればいい、海外に残りたければ残ればいい、それら全体が日本の力になると思います。


 「リスクを恐れずに外に開き、打って出る」、これが日本に残された方策なんだろうと思います。既得権益にモロに障ることですけど、長期的なヴィジョンに突き進む政治家が求められる時代です、こんな世情だからこそ。


 今年もこのブログをフォローいただき、ありがとうございました。時折、サボりたくなるのですが、管理ページの訪問者カウンターを見ていると、「こんなブログでも日々4ケタの方が来てくれている」と恐れ多くなり、ともかくネタを探しては書き続けています。書き始めて4年半、よく続いているものだと我ながら感心してしまいます。