ある有識者からの指摘で面白いものがあったので紹介します。


「GoogleMapでフランスのカダラッシュ のITERの該当部分(だと思われるところ)は他の地域に比べ、解析度が低くなっている一方、日本の六ヶ所村 はクリアに表示される。即座に安全保障上の危険が生じるものではないかもしれないが、Googleに安全保障上の理由か知的財産権上の理由を告げて、解析度を下げてもいいのではないか。」


 たしかにそうなんですね。上空からあれだけ露骨に写真を撮られることへの危機感をもう少し日本は持っていいのだと思います。特に六ヶ所村なんてのは、色々な意味で戦略性が高い地域なので、軽々にその構造を明らかにすることは適当ではないと思います。少なくともカダラッシュ並みの制限をかけることには正当性があります。


 ちなみに、「ここは解像度が低いだろう」と踏んでいた、イスラエルで核兵器を開発していると言われる、ディモナ市にあるネゲブ核研究センター については、そこまで解像度が低くはありませんでした。まあ、そんな上空から見られて困るような柔な設備ではないということなのかもしれません。


 私はあまりgoogle mapやgoogle earthが好きではありません。地形、地図・・・、そういったものが如何に戦略性のあるものなのかということを知っているからです。しかし、それは社会の現実ですからきちんと受け止めて、対処を講じていくべきだと思います。