小沢代表辞任のニュースは11日15:00前に聞きました。すぐに報道各社から携帯が鳴りました。


 「17:00から辞任会見ですが、見た後にコメントをください。」と聞かれました。私からは「いえ、辞任会見を見るためにわざわざ事務所に帰るつもりもないので、今のうちにコメントしておきます。」というお返事をして、概ね以下のようなことを話したような気がします。


● あれだけの政治家が判断したのだから、その判断を尊重するのは当然。ただ、無念の気持ちはあるだろう。代表公設秘書逮捕については、個人的に色々と思いはあるが、最終的には司法の判断を待つことになろう。

● 代表が誰であろうと、政権交代への思いは変わらない。別に代表が変わったからといって活動内容に変化があるわけでもない。

● 代表公設秘書が逮捕・起訴された後は、たしかに厳しいコメントを頂く機会が増えた。ただ、逆に励ましの声も頂いた。いずれにせよ、今回の辞任で「一段落」という気分を共有している人は多いだろう。


 一部の報道の方は、色々と劇的なシナリオを描きたさそうでしたが、私からするとある意味淡々としたものなのです。別に右往左往するわけでなし、これまでとやることが変わるわけでなし、私の眼前にある風景は全然変わっていません。「つまんないヤツだ」と思われたかもしれませんね。


 次の代表についてもよく聞かれました。心情的には岡田克也副代表に親近感がありますが、いずれにせよ、誰が代表になろうとも政権交代に向かって猛突進していくこと変わりはありません。私の眼は、ただただ遠くに「政権交代」を見ています。それ以外のことは、今の私にとっては(語弊を恐れずに言えば)瑣末なことです。一つ違和感があったのが、「早く自分達の時代を招来したい」という思いのみから岡田副代表を応援している勢力と同一視されたことです。「やっぱり、緒方さんも世代交代派ですか?」、現職でも何でもない私に大きなお世話ですね、この手の質問は。まあ、そんな動機では動かない人間でありたいとはいつも思っていますが。


 このタイミングで、現職でもない私があれこれと画策する資格もないし、その能力もありません。東京から来る情報すべては私にとって所与のものだと思い、それぞれの局面で最善の選択をするよう努める、ただそれだけです。恬淡としていると言うと、やる気がなさそうに聞こえ誤解を招きそうですが、代表辞任→新代表選出についてのみ言えば、そんな気分ですね。