我が北九州市で行われた市議会議員選挙で選挙違反が行われて、全国的に大きく取り上げられてしまいました。


 やり方は、選挙に行く人にまずは偽投票用紙を入れさせて、本物の投票用紙を持ち帰ってもらい、それに自分の名前を書かせて、次に投票に行く人に投票箱に入れさせるというやり方です。これですと、確実に票読みができるのは事実です。最終的にどの程度の規模で行われたのかは未だ明らかになっていないところがありますが、たとえ1票であっても許されざることです。


 こういう事件が新聞の一面を飾ると、市のイメージが悪くなります。残念ながら、これまで物騒なイメージがある街だということは否定できません。発砲事件は多い、生活保護の受給をめぐって自殺者が出てしまう・・・、住んでいるととても良い街なのに、悪い情報が全国に発信されています。


 かつて、小泉元総理が面白いことを言っていました。正確ではないかもしれませんが、「国会議員はその地域の特産品たれ」ということでした。今の小選挙区制では、一つの選挙区から選出される衆議院議員は1名です(比例当選の議員はブロックでの当選なのでブロック全体から選出されていると考える。)。


 「我、この地域の特産品たれるか」。この福岡9区の特産品として、全国に良いイメージを発信できるかということだと思っています。こういう暗いニュースがある度に、自分にそう言い聞かせています。