最近、この街北九州でホームレスの方を支援するボランティアの方と、ちょっとだけ話す機会がありました。本当に短時間だったので、活動の全体像を理解するには到りませんでしたが、一つだけ非常に憤慨したことがありました。


 当該団体は、定期的にホームレスの方々に「炊き出し」をしておられます。市役所目の前にある勝山公園というところでやっておられるそうです。小倉駅から徒歩10分強でして、色々な意味で便利の良い場所です。私が仮に「炊き出し」を企画するとすれば、やはり勝山公園になるでしょう。10年以上継続的に活動を継続しているというお話に感銘を受けました。


 しかしです、その団体はホームレスへの炊き出しをするために、公園使用料を市に払っているということなのです。私と話した責任者の方は「額はそんなに大きくない」と言っておられましたが、金額の多寡ではなく、そういう市の姿勢自体が問題だと、私は勝手に一人で憤慨しています。しかも、一回の使用料は小さくとも、チリも積もればマウンテンですから。


 まあ、想像するにホームレスを担当する福祉関係部局と公園を管理している部局の間でコミュニケーションが良くないのでしょう。お役所の縦割り行政の壁を私は見て取りました。北九州市役所を見ていると、中央官庁よりも遙かに部局間の調整が少ないと感じます。中央官庁も縦割りですが、ある意味徹底的に部局間調整をやります。そういう形跡を感じない出来事が市役所では非常に多いですね。


 これは自分の課題にしておきたいと思います。当選できたら、市役所に言いに行きたい案件がまた一つ増えました。