母校東京大学から貰ったメールの中に以下のような案内がありました。友人が大学の事務局で卒業生のネットワーク作りをやっている関係もあり、また、私自身同窓の方と話をするのが比較的好きなので、この手の企画は熱心に参加してきました。ということで、早速登録手続きをやってみました。


■■■卒業生と大学をつなぐオンラインコミュニティ本格稼動■■■■
○オンラインで同窓生を探す。探し出した同窓生にメールを発信する。
○大学独自のパーマネントメールアドレスを取得する。
○大学の情報をオンラインで入手する。
○キャンパス風景を携帯の待受け画面にする。
このようなサービスに東大もいよいよ乗り出しました。このオンラインコミュニティ「TODAI for tomorrow(TFT)」を通じて、より有機的な卒業生と大学の関係を築いていきたい、そう考えています。


 そうしたところ、お返事が返ってきました。以下のようなものでした。


【東京大学からのお返事】
 このたびは東京大学オンラインコミュニティ「TODAI for tomorrow」へお申込みをいただき、まことにありがとうございます。 現在の大学側のシステムや当面予定されているサービス内容等に鑑み、ご登録いただく方は卒業生(学位をお持ちの方)に限らせていただくものです。したがいまして、緒方様からのお申込みについては、お断りさせていただきます。何卒本趣旨をご理解賜れば幸いでございます。
 本オンラインコミュニティは、広く東京大学関係者の方々に大学との絆を深めていただき、いつもどこかで東京大学を感じていただくことを目指してスタートしたものでございます。今後とも、より多くの方々にご活用いただけるよう尽力してまいります。
 これからも東京大学をどうぞよろしくお願い申し上げます。
【お返事終わり】


 そうです、おまえは大学中退だから仲間には入れてあげないということです。「あー、そうかい、そうかい、悪かったな中退で。どうせ、中退したヤツがネットワークに入ると『有機的な卒業生と大学の関係を築』けないんだろうよ。」と完全に私は臍を曲げてしまいました。


 しかも、不愉快なのが「広く東京大学関係者の方々に大学との絆を深めていただき、いつもどこかで東京大学を感じていただくことを目指してスタートしたものでございます。今後とも、より多くの方々にご活用いただけるよう尽力してまいります。」の部分。つまり、私は「関係者」でもなければ、母校を「感じていただく」必要もないということです。しかも、「今後とも、より多くの方々にご活用」してもらう対象でもないわけです。事務的に決まったフォーマットとはいえ、入会を断った後にこういう文章を続けるか?と、そのセンスのなさに憤慨しています。


 最近の中で最も泣けた内容のメールでした。最近、私の中であまり活動的でなかった「偏屈の虫」がモゴモゴ動き始めるのを感じます。