クリスマス商戦の季節になってきました。基本的に嫌いな季節です。「何故、クリスマスなど祝うのだ」と毎年のようにブツブツ言っています。



 私は33年生きてきて、クリスマスなるものに対する目覚ましい思い出は希少です。大学1年の時は、昼間から仲間と酔っ払って、駒場東大前駅で行過ぎるカップルに「いいよな、おまえら。これから楽しいよな。」とくだを撒き散らしていました。たしか、最後は酔いが完全に回って志村けん張りの「いいよなおじさん」化していた記憶があります。アフリカにいた時は、何故かサンタの格好をしたセネガル人のお兄さんと戯れていました。そのお兄さんは外国人用スーパーのマスコットとしてサンタの格好をしていたのですが、肌が褐色で、しかも気温は20度以上、話す言葉はウォロフ語(現地語)、どう考えても場違いなことはそのお兄さんも気付いていて、「俺だって好きでやってるんではないんだ」感がありありと出ていたので、私は声を掛けてあげていました。東京に戻ってきてからもろくな話はなく、「こいつだけは俺と同じく24日には何も予定がないに違いない」と確信を持っていた同僚の多田という男までが、24日夜に「では、私も用事がありますのでこれで。」と19:30頃にいそいそと退庁していくのを見た時はちょっと切ないものがありました。


 ということで、私は昔からクリスマスを「毛唐の祭り」と呼ぶことにしています。そもそも、キリスト生誕日の前後を祭日化する慣行は、異教徒の習慣に起源があると聞いたこともあります。ましてやサンタのジジイなど北欧の人間の想像の産物です。キリスト教を信仰しているわけでもない私には関係のない話です。もし、子供ができたら「サンタなんかいない」と言明し、変な幻想は最初から打ち砕いておこうと思っています。


 ただ、JR東海の「きっと君は来ない」のCMは好きでした。クリスマスとは一切関係なく、駅に漂う哀愁が好きだからです。一般的には1989年の牧瀬理穂のバージョンが人気があるようですが、私は1992年の吉本多香美のバージョンが好きです。吉本多香美が「ハヤタ隊員の娘」というのもレーティングを高めています。


http://youtube.com/watch?v=mqJGpAV2enE

http://youtube.com/watch?v=0BFAUnsFOpc


 ということで「毛唐の祭り」クリスマス、私には関係がありません。今年の12月24日は西東京市議会議員選挙があります。かつてお世話になった現職の市議の方、かつての同僚、とても期待している方が出馬するので、今年はそっちの方に注意が集中していることでしょう。