今、私は無職です。純粋に無職です。国勢調査があれば、「無職」の欄にマルをします。


 これがどういう結末をもたらすか。まず、健康保険は両親の扶養家族状態です。うーん、33歳になって扶養家族かぁと感慨深いものがあります。したがって、私の名前では保険証はありません。


 あと、税金の源泉徴収がなくなったので、前の職業をやめるや否や、市から「税金収めろ!」の書類が来てしまいました。源泉徴収できなくなったので、昨年の所得に基づいて計算される税額分は取りっぱぐれない内に耳を揃えて自分で払えということのようです。


 しかも、その金額が27万円。おいおいおい、無職になったオレに27万円かよ・・・、涙が出ます。今年の税金は、昨年の所得に基づいて算定されるので結構厳しいものがあります。


 「ちょっと減免措置ができないか粘ってみるか。」と思い、書類を丹念に読んでみました。いやー、この請求書、よく出来ています。全然逃げ道がありません。役人生活11年半の私がケチをつけようとしたのですが、私に出来たのは「公用文漢字用例」に沿った表記になってないことくらいでした。一般社会ではおよそ何の役にも立たない能力です。


 あーあ、27万円・・・、一納税者としてきちんと払います。