今、とある政治家のお供をする機会が多いです。したがってメシが一緒になります。


 感じたことは、「いやー、この業界、メシが食えなきゃつとまらん。」ということです。しかも、早く食べることができるのは才能の一つです。先日も1日6食、4食、4食と3日連続で常人以上の食事を食べました。


 私は基本的に「出てきたものは食べる」という主義なので、まずは食べます。食べ始めると「残しちゃいかん」と思い始めて、結局全部食べます。小さい頃、メシを残すと暴君の父からガツンとやられたのが原体験にあるような気もします。


 「これ以上はもう食えん」と思ってから、もう1食いけるかどうかがポイントです。私はいけます。満腹状態でももう1食くらいは押し込むことができます。中学時代ステーキを5枚食べたとか、高校時代7人で焼肉を56人前食べたとか、まあ、そういう時代もありましたし。食べ放題の店に行って、お腹をすかせるために腕立て伏せをしたこともあります。


 そういう私が食べるのを見ていると、どうも「おかわりはいかがですか?」と親切に薦めてくれる方がいます。「やっぱり、緒方さんは若いから。」、本当はこれが辛いのですが、やはりメシは不味そうに食べてはいけないので、ウッと来そうな時でも「いやー、この煮付けいけますね。」などと口にしながら食べます。もうすっかりエンドレス状態です。


 中国やアラブ、アフリカ諸国では飯を大量に出すのが礼儀とされています。残りを子供たちや家の方が後で食べるので客人が全部食べることは想定されていないのですが、私はそういう文化を知らなかったので、モーリタニアという国で目の前に羊の丸焼きが出てきて、超気合を入れて食べたことがあります。羊を片っ端から食べていきましたが、大量に食べるのでモーリタニア人に感心されました。サハラ砂漠に寝転がって「うー、食いすぎて腹が痛い。」ともがいたのも今となっては良い思い出です。


 ただ、もう33歳ですからね。次第に辛くなって来ました。しかも太りますし・・・。