ポーラ・アブドゥル(Paula Abdul)、高校生の頃非常に好きでした。


彼女の出世作「Straight Up」はビデオが秀逸でした。田舎の高校生だった緒方青年は「世の中には格好いい女性がいるもんだ」と感心しながら見たものです。今、見直してみると「低価格でできている作品やねえ」と感心します。


http://youtube.com/watch?v=5-isnW0rV1w


たしか、当時は「Wowow」のコマーシャルに出ていたような気がします(まあ、我が家は「Wowow」なんて高級品とは縁がなかったのですが)。


まあ、その他にもヒット曲はたくさんありますが、商業的にヒットし、かつ個人的にも若干の思い入れがあるのは「Rush Rush」です。なかなか良い曲です。本来、歌のヘタな彼女が上手く聞こえたりします。


http://youtube.com/watch?v=_aw0xTbjHjk


その後、エミリオ・エステヴェスと結婚・離婚とかあるのですが、最近はさすがに(ヘタな)歌のほうは止めて人気番組「アメリカン・アイドル」の審査員として有名です。あの番組、その内容は「スター誕生」のアメリカ版みたいで超くだらないんですが、私は結構好きだったりします。サイモン・コーウェルとか、ランディー・ジャクソンみたいな品のないおじちゃん達が、アイドル志望の若者に厳しいコメントをするのを庇うポーラ・アブドゥル、そんな感じですかね。審査員の配役が決まっていてちょっと「お約束感」が出ていて、バカバカしさに輪をかけています。「ポーラ・アブドゥルもすっかり色物系やね」と思う瞬間です。もう45歳ですけど、私は今でも好きです。


あと、もう一人、パッツィー・ケンジット(Patsy Kensit)。昔は美人のお姉さんだったんですけど、最近は結婚・離婚、激太り、豊胸手術、整形等、ここ10年くらいはありとあらゆる女性誌ネタを提供して「これぞ色物」という路線を突っ走っています。「リーサル・ウェポン2」に出ていたので知っている人も多いでしょう。あと、OASISのリアム・ギャラガーと結婚していたのでも有名でした。


彼女も昔はちょっとしたヒットを飛ばしていました。私が気に入っているのは「I'm not scared」。ペット・ショップ・ボーイズがプロデュースした曲でなかなか寂しげな感じが好きです。


http://youtube.com/watch?v=Cm0XtTo57TE


こういう「かつて一世を風靡したけど、今は色物系」の人って、なんとなく好感を持ってしまうんですよねぇ。理由はよく分からないのですが。