私の最大の欠点ですが、「気が短い」?、「せっかち」?、「早口」?、いずれでもありません。


 それは「居眠り」です。これは特技と言えるレベルにまで来ています。かつては外務大臣室での勉強会で、川口外務大臣を目の前に寝てしまいました。国会に答弁者として来ている局長が緊張して審議を見つめている中、横で補佐すべき私がいびきをかいていたことがあります。国会議員に説明に行ったとき、思わず寝てしまい、目の前の国会議員から「君も大変だねえ。濃いコーヒーでも飲むか?」と同情されたこともありました。


 それは外務省を辞めてからもあまり変わっていません。今でも豪快に居眠りしています。


 別に睡眠不足であっても、なくても居眠りはします。もしかして睡眠が浅いのかと思ったりもしますが、どうもそうでもなさそうです。実は睡眠中に無呼吸症候群なのかもしれません。しかも、カフェインが全く効きません。エスプレッソをトリプルで飲んでもすやすや寝られるタイプです。


 どうしてもまずい時はトイレで寝るようにしています。低温やけどをしないように便座の温度は下げて、座ったまま寝たりします。ただ、一回、便座の蓋に寄りかかりすぎてしまい、蓋を「バキッ」といってしまったことがありました。痛恨の一事でした。


 ただ、一般的に「超忙しい」時は全然眠くないのです。もしかしたら、眠いときというのは「暇なので緊張感がない」ことの裏返しなのかもしれません。


 そして、今日もとある場所で豪快に居眠りしていました。なんなんでしょうね、これ。