既にちょっと古くなっている曲かもしれませんが、最近、北九州市八幡西区里中にある某ラーメン屋で食べていたら高野健一「さくら」 を初めて聴いてちょっと心が和みました。私は曲名を知らなかったので、ラーメン屋のお兄さんに聞いてしまいました。ただ、これって犬の歌なんですよね、それを知って少し興が冷めました。


 えてして、私は感動する曲に出会う時はラーメン屋であることが多いです。そして、すぐに隣の人とかに曲名を聞きます。成田空港のラーメン屋でケツメイシの「さくら」を初めて聞いた時も隣のお兄さんに「なんて曲なんですか、これ?」と質問した記憶があります。なお、このビデオ を見た時、私も「映画理論講義」という本を買って、荒川の河川敷あたりで歩いていたら鈴木えみがぶつかってくれるかも・・・とは思いませんでしたが、少なくとも「映画理論講義」という本には関心を持ちました。なお、値段が高いので手を出すには至りませんでした。


 ちなみに昔、「ノッティングヒル」という映画を見た後、気分はすっかりヒュー・グラント。ロンドン出張した際、わざわざノッティングヒルまで行って、オレンジ・ジュースを持って通りを3往復したことがあります。さすがにジュリア・ロバーツはぶつかってはくれませんでした。映画のようにはいかないものです。


 そして、大学時代、家庭教師のバイトを終えた後、葛飾区小菅「ラーメン弁慶」 で食べていた時に大黒摩季の「チョット」を聞いた感動は今でも忘れません。今、聞くと「なんであんなに感動したのかな」と思うのですが、その瞬間は濃い目のラーメンを食べながら心の奥深いところから盛り上がるものを感じたものです。実は私は当時(1993年)としては珍しい金髪にしていたのですが、金髪の変な兄ちゃんが大黒摩季の曲を聴いて勝手に感動している姿は、今、想像するにあまり美しくありませんね。もうあの感動は戻ってこないでしょう。


 ラーメン屋、私にとっては良い曲に出遭うことのできる場です。九州に戻ってきてからラーメン屋に行く機会が増えてます。