題はフランス語で「World Cup」という意味です。サッカーのワールドカップが近づいてきました。

私とサッカーのつながりは殆どありません。中学校の頃、目の前で思いっきり蹴られたボールが顔に当たり、鼻血が止まらなかったことを思い出します。


ちょっと話は飛びますが(後でサッカーと繋がります)、私が2000年にイランに出張したときのことでした。私が街を歩いていると、スカーフを被った女子学生が皆、私のほうを見ながら指差しているのです。私の勘違いでもなんでもなく、女子高生が男性アイドルを見る視線でした。それはそれは町の至るところで人気者でした。


「そうか、そうか、人生苦節27年、これまで悉く女性に袖にされ続けてきたが、ようやくオレもモテるようになったか。歴史のある国は男を見る目も肥えているな。」と勝手に思い込んでいたところ、同行していた在イラン大使館の人が「緒方さん、あれは緒方さんがイランのサッカー選手のアジジに似ていると噂しているんですよ。」と指摘してくれました。たしかに、よく口元を見ていると「ア・ジ・ジ」と言っているようです。


当時、イランではホダダード・アジジというエース・ストライカーが大人気だったようです。イランやアフガニスタンには、モンゴロイドの顔つきをした少数民族がいるのですが、アジジはその出身だそうです。


そこで私は「そうか、そうか、イランのエース・ストライカーで人気者か。きっと貴公子のような男がイランではエース・ストライカーなんだろう。」と勝手に勘違いを決め込んでいました。帰国後も、特にアジジが何者かを確認することなく、あちこちで「オレはイランではカッコいいサッカー選手に似ていてモテる」と説明することにしていました。


そして、今から2年前くらいに偶然アジジというのが何者なのかを知る機会がありました。


「おい、オレはこれかよ・・・。」

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(悔しいので超縮小しました。よく見たい方はクリックしてください。)


サッカーが盛り上がる季節になると、今でも思い出します、ホダダード・アジジ。